生命科学は、生物の不思議さを学び、医療や環境、農学など様々な分野で我々の健康と生活の向上に貢献することを目指す学問です。すでに生命科学の発展がもたらした恩恵を我々は多く享受していますが、未来の可能性は無限大です。是非、生命科学発展と共に歩む高揚感を感じて欲しいと思います。
東京薬科大学薬学部は創立130年を超える日本最古の薬学部の1つですが、生命科学部も日本で最初の生命科学部として1994年に設立し、来年設立20周年を迎えます。伝統校としての誇りとともに、常に次世代を見据えながら新しいことにチャレンジする学部でもあります。
その1つは来年度から始まる3学科制です。生命科学部では、現在の医科学コースを新たに生命医科学科として設立し、分子生命科学科と応用生命科学科の3学科がスタートします(※)。生命医科学科は、臨床医経験のある複数の教員がすでに着任し、疾患治療への応用研究を展開しています。分子生命科学科は薬にも強い基盤的サイエンスを、応用生命科学科は植物エネルギー分野を加え、環境と農学への応用を目指しています。3学科はそれぞれの学科の特徴を持ちながら、基盤的視点から応用的視点へと有機的な連携を取り、めざましい生命科学の進展を担っていきます。東京医科大学、工学院大学との間で医薬工包括連携協定も結ばれました。既存の重要分野に新たな研究分野が加わって、より魅力的な学部構成になっています。4年生の卒業研究では、充実した研究設備の下、こうした最先端の研究を教員、大学院生と一緒に遂行していきます。切磋琢磨する環境で大きく成長する姿を日々感じることができるでしょう。
生命科学部は、充実した教育カリキュラムと高い研究実績に定評があり、大学院進学率は70%に達しています。就職率も非常に高く、製薬、食品、化学、環境などの企業や大学等の研究所で活躍する多くの卒業生を輩出してきました。目指すは、理系国際人。社会で逞しく活躍する次世代の人材を育成するために、実践的な英語教育と、広い専門知識と教養をベースに困難な問題を解決していく能力「課題解決能力」の向上に力点を置いているのも大きな特徴です。それは企業が真に求める人材でもあります。教育と研究に邁進する東京薬科大学生命科学部の魅力を是非感じて下さい。
(※)・生命医科学科は、平成25年度設置に向け文部科学省に届出書類を提出予定
・応用生命科学科は、平成25年度より従来の環境ゲノム学科から名称変更予定
生命科学部 学部長 深見希代子 <経歴>
1978年 岐阜薬科大学薬学部卒業
1978年 慶応義塾大学医学部薬局試験研究室
1985年 東京都老人総合研究所助手
1992年 東京大学医科学研究所助手
1999年 東京大学医科学研究所講師
2002年 東京大学医科学研究所助教授
2003年 東京薬科大学生命科学部教授
2012年 東京薬科大学生命科学部学部長
1995年 日本癌学会奨励賞受賞
2003年 猿橋賞受賞
2006年 持田医学薬学振興財団学術賞受賞