臨床ゲノム生化学教室

医療薬物薬学科一覧に戻る

スタッフ 教授: 豊田裕夫
准教授: 大山邦男
講師: 内手昇
助教: 袁博

学生数


修士課程: 3人
6年生: 11人
5年生: 12人
4年生: 13人
(平成23年5月現在)

 

研究室のねらい

臨床ゲノム生化学教室では、ヒト疾患発症機構を遺伝子レベルで解析し、ゲノム創薬・テーラーメード医療を目指して研究を行っている。

研究室の内容を示すキーワード

ゲノム創薬、細胞治療、ステロイド療法、癌、自己免疫疾患、インフルエンザ感染と卵膜細胞、細胞の酸化的ストレスとアポトーシス、出産とアポトーシス

研究室のテーマとその具体的な内容

  1. 性ステロイドを用いた細胞免疫療法
    性ステロイドを用いてがん治療(造血系・固型がん)および自己免疫疾患(I型糖尿病NODマウスモデル)発症抑制機構解析を行い、細胞免疫療法を用いた臨床応用を目指す。
  2. 遺伝子解析を用いた疾患解析―子宮内膜炎モデル
    子宮内膜炎をモデルとした発症関連遺伝子解析およびそれらの遺伝子発現変化の解析を行い、遺伝子変化を用いた発症予測を目指す。
  3. 卵膜細胞を用いた出産・生体防御機構解析
    出産・防御における卵膜細胞の役割について種々の薬剤に対する応答性変化、およびウイルス感染(インフルエンザウイルスを中心)の系を用いて分子遺伝解析を行い、異常出産の予知・予防を目指す。
  4. 生薬の抗腫瘍作用機序解析
    生薬(Vitex agnus-castus、セイヨウニンジンボク)の抗腫瘍効果を遺伝子レベルで解析し、新しいDDSを用いた臨床応用を検討する。

最近のトピックス

  1. 性ステロイドの自己免疫疾患に及ぼす影響
    テストステロンをI型糖尿病の動物モデルに投与することで、抑制型Th2細胞増殖を促進し炎症誘導Th1細胞増殖を制御することで発症を抑制した。またホルモン処理した細胞を導入することで、発症抑制が可能となり、臨床的に細胞治療の可能性が示唆された。
  2. 性ステロイドのがん細胞に及ぼす影響
    臨床試験の結果プロゲステロン含有クリームを塗布することで乳がん、子宮がんの進行をアポトーシス誘導することで抑制可能であることが示唆された。
  3. ヒト出産におけるアポトーシスの役割
    ヒトの出産は、胎児が産出するグルココルチコイドの作用により、卵膜を構成する特定の細胞がアポトーシスを介して崩壊する作用と、子宮筋が収縮する作用の相加的作用によりはじまることが示唆された。
  4. 卵膜細胞を用いたアポトーシス研究
    卵膜組織構成細胞である、平滑絨毛膜細胞&羊膜細胞において、インフルエンザウイルス感染による、アポトーシス誘導に差があることを、初めて初代培養系で証明した。
  5. 生薬の抗腫瘍効果
    セイヨウニンジンボクの抗腫瘍効果は細胞増殖に依存し、その効果はアポトーシスあるいは、ネクローシスを

このページのトップへ