後援会の概要

東京薬科大学後援会概要

1.目 的

 本学には、学部学生の父母(保証人)を会員として組織された後援会が設けられており、新入生の父母(保証人)は入学と同時に自動的に会員となります。後援会は、大学と学部学生の家庭との連絡を密にして、会員相互の親睦を図り、合わせて本学の発展向上に寄与する事を目的としています。

2.沿 革

 後援会は、東京薬学専門学校が大学に昇格する直前の昭和23年3月、父母から、学生のための文化・娯楽・厚生の諸施設完備、褒賞制度の確立、教職員の学術研究に対する支援制度の確立などを目的とする団体として設立・発足しました。その後、大学の八王子移転に伴い、従来別々の組織であった男子部後援会と女子部後援会を発展的に解消して、その長所を生かしつつ一本化されました。さらに、平成6年4月には、生命科学部が設置され、新たな会員を迎え今日に至っています。

3.後援会事業

 設立以来70余年間、後援会は学生福利厚生事業を中心に大学を支援し、学生生活の充実を図ってきました。

(1) 1948(昭和23)年~1975(昭和50)年

  • 校地(女子部隣接地)拡張寄付募集
  • 学校放送設備の設置
  • 柏木校食堂改造寄付募集
  • 保健室・学長室整備
  • 東薬90年記念募金

(2) 1976(昭和51)年八王子移転前後

  • 八王子新キャンパス図書館建設のための募金活動
  • 地域別懇談会の世話役としての活動
  • 白馬山麓八方尾根の黒菱ヒュッテの改新築
  • 校外施設として伊豆高原に伊豆セミナーハウスを建設寄付
  • 百周年記念としての桜並木の植樹など

(3) 最近の事業について

① 学生生活の充実への援助
  • 就職ハンドブック制作費補助
  • 英語教育の一環としてのTOEIC・TOEFL試験補助
  • 英語力奨励賞を補助
  • トレーニング機器の保守整備・修理費を補助
  • トレーニング室管理費及び備品拡充
  • 観葉植物による学生会館・学生相談室の美化
  • 後援会応急援助金制度(保証人が逝去され家計が急変した学生への援助)
  • 新入生学生定期健康診断時の抗体検査費用の補助
  • 学生コピー料金補助
  • 健康的な食生活への支援(バランスのとれた昼食支援への補助)
  • 資格取得の奨励支援(資格試験合格者への副賞費補助)
  • 学生参加の選書ツアーの経費補助
  • インフルエンザ予防接種費用補助
  • 豊田バス(大学-豊田間)夜間運行便の運行費一部補助
  • 入学祝い品(白衣・ネームプレート等)及び卒業記念品(名刺入れ)の贈呈
  • 薬学部5年生白衣贈呈(実務実習時に使用)
  • 学生傷害保険料補助
  • 災害対策資金(大学の災害対策への支援)
  • コロナ対策資金(感染症対策用品の購入、生協支援)
② 課外活動等への援助
  • 学部学生研究奨励賞の副賞費・表彰状の補助
  • 東薬祭(学園祭)に対する補助
  • クラブ表彰の表彰金等の補助
③ 会員との連携
  • 父母懇談会経費の補助
  • 学内報の発送費(年4回)及び印刷費の補助
  • 慶弔規程による弔慰金・弔電

東京薬科大学後援会の歴史

 後援会は、東京薬学専門学校が、大学に昇格する直前の昭和23年3月に誕生しました。これは在学生の父母(保証人)の中から、学生の文化活動への支援や厚生諸施設の充実、教職員の学術研究への援助などを通じて東薬の発展に協力するために、東京薬専後援会および東薬女子部後援会として発足したのが始まりです。大学昇格後は東薬大後援会と改称されました。

 後援会発足当時の昭和20年代から30年代は、社会情勢や大学の財政事情もあって、後援会の援助は教育に用いられる機器や薬品の購入、教職員の福利厚生に重きが置かれました。しかし経済成長期の昭和46年頃から大学財政の整備に伴って、後援会の支出は殆どが学生の厚生に用いられるようになりました。黒菱ヒュッテ(白馬山麓八方尾根)の改新築、伊豆高原伊豆セミナーハウスの建設寄付等々があげられます。

 その後、本学は昭和50年八王子に移転、それに合わせて翌51年4月、東京薬科大学後援会として一組織に統合されました。移転前後(昭和48年~)は、八王子キャンパス建設の後援会記念事業として大学図書館を後援会の寄付で建設し、これを学校法人に寄贈する計画を実施、募金総額3億9千百万円が大学に寄贈され大役を果しました。また地方在住の後援会会員と大学との意思の疎通を図るため、大学と後援会共催の地域別懇談会を開催し喜ばれました。

 移転後の後援会活動は、学生の修学支援・福利厚生の充実に向けた支援が主となっています。学生の要望事項を把握するため、学生大会や東薬祭で聴取した意見を参考にして各年度の後援事業を決定していますが、学生全員に広く支援できる事項を選んで実施しています。

1981(昭和56)年以降 歴代会長と主な事業内容

令和 4 大場主雄 コロナ対策支援、生協コンビニ学生応援セール補助
3 大場主雄 コロナ対策支援、B型肝炎抗体価検査費用補助
2 荒井好夫 コロナ対策支援、クラブ活動備品購入費補助
1 荒井好夫 インフルエンザ予防接種費用の補助
平成 30 荒井好夫 医療系書籍の図書館寄贈
29 宮松洋信 学生選書ツアーへの支援継続
28 宮松洋信 大学の防災計画への支援として(災害対策資金)
27 宮松洋信 キャリア支援のため、資格取得の奨励支援
26 石垣栄一 健康的な食生活への支援として「100円朝食」実施費の補助
25 石垣栄一 学部学生研究奨励賞を贈呈
24 石垣栄一 USBメモリー対応カラーコピー機購入
23 安達秀夫 東日本大震災に被災した学生へ見舞金を支給
22 安達秀夫 学生会館及び図書館の什器備品の補助
21 安達秀夫 抗体価を検査するための抗体価検査費用の補助
20 安達秀夫 移動販売車(昼食時)の購入
19 並木徳之 スクールバス運行費用の補助
18 並木徳之 情報センター日・祝日の開館に伴う費用援助
17 小浜直啓 情報処理教育ソフトの補助
16 明石貴雄 乗鞍山荘改修費補助
15 明石貴雄 後援会応急援助金制度の創設
14 嘉新良紀 伊豆セミナーハウス改修費補助
13 宮前典子 情報センター所蔵貴重書の電子メディア化
12 片本哲郎 体育施設改修費補助
11 渡辺英昭 課外活動に対する補助
10 青野 博 厚生棟の備品補助
9 国井政臣 増設部室棟の備品補助
8 高島康一 学部別学生研修補助
7 宮本卓一 進路指導対策費
6 橋本定明 キャンパス内植栽費援助
5 飯田武伸 伊豆セミナーハウス備品の寄贈
4 内山晴彦 スクールバス運行への補助
3 岩口孝雄 学生厚生施設建設資金補助
2 村田宏美 大学広報映画製作への補助
1 野沢俊太郎 大学施設指定寄付
昭和 63 小林弘二 自然遊歩道の整備
62 岡田 明 多目的ホール備品を寄贈
61 小林博康 フレッシュマンキャンプ開催協力
60 種谷鴻成 温室における教育研究用植物の寄贈
59 戸塚英夫 大学紹介映画作製
58 市川伊三夫 大学図書館指定寄付
57 広瀬順作 温室建設費指定寄付
56 鈴木 正 通学用交通機関拡充への補助

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