ニュース&トピックス 公認サークル iGEM TOYAKUが高校生を対象に「サマー・サイエンス・プログラム」を実施しました

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2023.09.19

2023年8月22日(火)に本学公認サークルのiGEM TOYAKUが、高校生対象の「サマー・サイエンス・プログラム」を学内の実習室で実施しました。
「サマー・サイエンス・プログラム」は、iGEM TOYAKUが科学の面白さを伝え、関心を高めるために始めた高校生対象の夏季イベントで、今年で2回目の開催となります。今年は初めて対面で開催され、「日焼けのメカニズムを知ろう!」をテーマに日焼けやシミの原因物質として知られているメラニンの「合成」と「還元」の仕組みを13名の高校生が学びました。実験では市販の美白化粧品も使用し、「還元」という作用でメラニンが取り除かれる様子を高校生が観察しました。実験は、大学で行われている実習と同じ「事前講義・実験・考察」の流れで行われ、高校生は熱心に実験を行い、TAを務めたiGEM TOYAKUのメンバーに積極的に質問をしながら説明を聞いていました。

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【参加した高校生の感想】

「TAの方々が丁寧に説明してくれたので、わかりやすかったです。実験もとても楽しかったです」

「大学生の方に直接学生生活などについても質問でき、知りたかったことを知ることができました」

「スライドの説明だけでは難しかった内容を、考察の時間にTAの方がとてもわかりやすく説明してくれました。他の大学では理解できないまま帰ることがありましたが、今回のプログラムではメラニンの合成と還元の仕組みについて理解し納得できたことがとてもうれしかったです」

プログラムを実施したiGEM TOYAKUの学生にも学びがあったようです。

―生命科学部生命医科学科3年 鈴木麻心さん(iGEM TOYAKU代表)の感想
「今回のイベントでは『日焼けのしくみを知ろう』をテーマに、論文等を調べながら事前実験を重ね、独自の体験実習を作りました。高校生が大学での研究や科学に興味を持つことができるようなイベント内容を目指し、実験だけでなく実習室探検やクイズも取り入れました。イベントのメインである実習では、参加者の高校生と一緒に実験したり考えたりすることで、高校生の柔軟な発想や鋭い視点に触れ、充実した時間を過ごすことができました。企画や開催を通して難しいと感じた部分もありましたが、準備から当日までたくさんの方のご協力をいただきながら無事に全プログラムを終了することができました。今回の経験をiGEM TOYAKUにとって、また部員一人一人にとっての大きな糧として、今後もさらに成長していきたいです。」

P100092-3-27 900.jpgiGEM TOYAKU代表 鈴木麻心さん

本件に関するお問い合わせ

東京薬科大学 広報課