竹内 篤揮

私が食品会社で働いているのには、薬学部で学んだことが大きく影響しています。在学中には実務実習で病院や薬局などの医療現場を経験しましたが、そこは「治す」行為が中心でした。もちろん治す医療は重要ですが、そもそも病気になりづらい人が増えれば、より健康に貢献できるのではないかと考えたのです。

6年制初年度ということもあり、当時は薬学部から食品業界への進路は一般的とは言えませんでしたが、東薬は卒業生の人数も多く先輩方も様々な企業に就職しているため、病院や薬局だけではなく幅広い進路についてお話を伺うことができ、とても参考になりました。

薬剤師の資格を持った人が医療現場以外でも多くの方と接点を持つことができれば、より多くの人の助けにつなげていくことができると思います。今後も、商品開発や健康に関する確かな情報の提供を通じ、予防という観点から人々の健康に貢献していきたいと考えています。