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2017年度 薬学部「米国臨床薬学研修」がUCSFにて行われました

2017年9月7日
本学薬学部では毎年、協定校であるカリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)薬学部を訪問し、二週間の研修を行います。

今年も20名の薬学部5年生が研修に参加しました。

 

【学生の研修報告】

カリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)薬学部にて8月13日~8月27日までの2週間、米国臨床薬学研修を行いました。本学薬学部5年生が参加しました。本研修では、大学職員等による授業、施設見学、病棟・薬局研修、などが行われました。

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■授業・施設見学

UCSFでの2週間の研修は毎日プログラムがしっかり組まれていて、学内での授業はもちろん、様々な施設の見学なども行いました。

授業の内容としては糖尿病に対するセルフメディケーションや禁煙治療、院内感染として問題となるMRSAについての対策、抗菌薬の適正使用がありました。

糖尿病治療においては運動や食事など、患者自身で気を付けていかなければならないことも多くあります。血糖値の測定、禁煙治療などでは患者のライフスタイルに合わせた指導を行っていくこと大事であり、薬剤師が患者さんに対する質問で治療に対する意識が大きく変わるのだと学びました。

施設見学では、UCSF関連病院の院内処方薬の準備をする施設であるPharmacy-Roboticsや、製剤を行っている薬局の見学をしました。通常アメリカでは、調剤はテクニシャンが行いその監査を薬剤師が行います。Pharmacy-Robotics施設では大型の機械も多く存在し、ピッキングもほぼ機械が行っていて、日本との違いを感じました。

薬局についても多くの違いがあり、アメリカの地域薬局のほとんどが、計数調剤のみを行っている。そのため半錠や軟膏、散剤の混合などの自家製剤、計量混合調剤や無菌製剤処理は特定の薬局でのみ行われていて、見学に行った薬局では無菌室、陰圧や陽圧になっている部屋など様々な調剤に対応できるようになっていました。

また、最終日にはアメリカの小学生へ理科実験教室として、スライムの作製を行いました。子供たちと共に楽しむことができ、とても楽しい時間を過ごすことが出来た一方、コミュニケーションをとることへの難しさも感じました。積極的に話しかけたり、わかりやすく伝えようと努力したり、このような体験は今回に限らず、今後の糧になると感じています。

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■病棟・薬局見学

今回の研修では2日間、UCSFメディカルセンター(病棟)とWalgreen(薬局)の見学を行いました。様々なパートに分かれ、UCSFの4年生あるいはレジデントの方がマンツーマンで私達に薬剤師の役割について教えて下さいました。病棟では医師・看護師・薬剤師を含む多くの職種が一体となって患者さんの治療方針について話し合い、全ての職種が平等に意見を交わしていることはとても印象的でした。UCSF内のWalgreenでは、医師からの処方箋を電子的に受け取り調剤したのちに病棟の患者さんまで薬を届けるという日本との違いについても学ぶことが出来ました。UCSFの薬学生は実習生でありながら患者さんへの服薬指導など薬剤師の仕事を1人でこなし、指導薬剤師へは後で報告するのみでほとんど薬剤師と同じように働いていることに驚きました。また、薬学生でも患者さんからの信頼も厚く、UCSFの薬学生・薬剤師のレベルの高さが印象的でした。この2日間で米国の医療現場を実際に見学させていただき、とても貴重な経験となりました。

 

最終日にはUCSF薬学部の皆さんがFarewell partyを開いて頂きました。そして学生1人1人に修了証を頂きました。多くの知識と貴重な経験ができた充実した2週間でした。

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2016年度 研修の様子

2015年度 研修の様子

2014年度 研修の様子