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あなたにとっての東薬は?

「宝箱」

研究職

志村 卓哉 さん

勤務先

株式会社ファンケル

総合研究所 アドバンスドリサーチセンター
安全性研究グループ

2010年3月 生命科学部 卒業
2012年3月 生命科学研究科 博士前期課程(修士)修了
神奈川県立厚木高等学校出身

| 肌の悩みに応える新たな化粧品開発をめざし、基礎研究に取り組んでいます。
――肌のエイジングリスクに関わるタンパク質を研究。

 安全性研究グループでの主な業務は、化粧品開発における基礎研究と安全性試験。弊社が特に力を入れているのが皮膚の表面を覆う角層の研究で、角層のタンパク質を分析してシワやシミなどのリスクを予測する、「角層バイオマーカー測定」という世界初のカウンセリング技術を開発。私はそれをさらに進化させるため、肌の新たなリスク要因に対応する新しいタンパク質の研究を担当しています。また、銀座の旗艦店に月に何度か赴き、実際に「角層バイオマーカー測定」のカウンセラーも務めています。

――研究の成果が形になっていくのがおもしろい。

 自分の出した研究結果がダイレクトに新たな美容理論や化粧品のコンセプトに反映されるのが大きなやりがいです。もともとメーカーへの就職を希望したのは、研究結果を「形あるもの」に応用したいという気持ちが強くなったから。いつか自分の研究から社の看板商品を作って世の中に送り出すのが夢です。カウンセリングの仕事にもやりがいを感じています。お客様の肌の悩みや、こういうものを作ってほしいという生の声を聞けるのは、研究者として貴重な機会。専門知識をふまえたカウンセリングでお客様に喜んでいただけるのもうれしいですね。

――東薬で学んだ6年間が科学者としての土台に。

 研究においては自分で考えることももちろん大事ですが、広い視野で、いろいろな意見を取り入れながらレールを正していくことも大切。そうした研究に対する姿勢と専門的な技術を大学の研究室で身につけられたことが、現在の仕事のうえでとても役立っています。また、ミーティングなどの場面では、東薬祭運営委員を2年間務め、大勢のメンバーと協力して企画を作った経験とコミュニケーション力が活きているなと感じます。東薬は、まさに科学者としての今の私の土台を作ってくれたところ。多くのものを得た6年間でした。

あなたにとっての東薬は?

自分の運命を変えた場所

品質管理

小林 千鶴 さん

勤務先

森永乳業株式会社

村山工場 品質管理室

2012年3月 生命科学部卒業
東京都立南平高等学校出身

| 安全な製品をお客様に届けるため、私たちが責任を持って検査しています。
――すべての製品の品質を守るための仕事です。

 品質管理室の主な業務は、製品の品質を一定に保ち、安全な製品をお客様に届けるための検査を行うこと。原材料の受入段階から製品の出来上がりまで、各製造工程で私たちが品質を確認し、OKを出しています。製品ごとに規格も違ううえ、成分分析や微生物検査など、さまざまな検査も行わなければなりません。入社当時は、検査方法を覚えるのに必死でした。心がけたのは、先輩方の作業を注意深く見ること。そうやって一つひとつコツを覚え、やり方を確認していきました。品質を守る立場として、小さなミスでも信頼を失うことにつながりかねません。責任の重さをひしひしと感じる毎日です。

――風味や色など、わずかな異常も見逃さない。

 入社3年目になり、ようやく習得できたと感じることもあります。それは“気づき”の部分。実は、風味や色の異常を感覚的にチェックするのも私たちの重要な役目です。わずかな風味の違いを判断できるか、粉一粒の大きさを見て、いつもと違うと感じられるかどうか…。そうした感覚が大事な仕事なのです。1年目ではわからなかったことに最近は気づけるようになり、成長を感じています。そうやって出来上がった製品がスーパーの棚に並んでいるのを見たり、ユーザーからの声をもらったりすると、仕事のやりがいを感じます。-Winの関係が築けます。こうした戦略を考え実行するのが、この仕事のおもしろさ。現在は脳疾患分野の連携をめざして活動中です。

――ISO規格なども勉強し、食の安全に貢献したい。

 東京薬科大学では、腫瘍医科学研究室に在籍していました。その研究室で習得した培養のスキルは、いまも役立っています。研究に没頭した日々のおかげでタフさも身につきました。この仕事に就こうと思ったのは、多くの人に食べる楽しさと笑顔を届け、食の安全を支えていきたいと考えたから。今後は、ISO規格をはじめ、会社全体の食品安全システムやマネジメントに関することをもっと勉強し、どんどん仕事の幅を広げていけたらいいなと思っています。

あなたにとっての東薬は?

私に自信を持たせてくれた場所

学術教育

山田 樹里 さん

勤務先

ロート製薬株式会社

ヘルス&ビューティ事業本部 第一営業部 学術教育研修グループ

2007年3月 生命科学部卒業
私立渋谷教育学園渋谷中学高等学校出身

| 開発者の想いをわかりやすくかみ砕き、営業やお客様に伝えています。
――開発者と現場をつなぐ仲介役で営業活動を支える。

 「学術」部署は、研究サイドと販売サイドの仲介役。開発者の熱い想いをわかりやすい言葉にして現場に伝える一方で、現場からの声や情報をフィードバックし、商品づくりや営業活動をバックアップする役割を担います。主な業務は、販売促進用のパンフレットやトレーニングテキストの作成、セールストークの考案、営業担当者向け勉強会など。お客様に商品の良さを理解してもらうためには、営業担当者はもちろんのこと販売員の方々にファンになってもらうことが重要です。そのための勉強会を徹底しています。また、弊社の商品カテゴリは化粧品から医薬品まで幅広く、そのすべての知識を頭に入れておく必要があります。そのうえで難しい情報をいかにかみ砕いて魅力的に伝えるか、日々、知恵を絞っています。

――ビジュアル化して、お客様に響く商品訴求を。

 雑誌のインタビュー対応やお客様向けイベントの講演も担当しています。「この化粧品の成分はこんなにすごい」と熱くアピールしても、消費者の方には使用感しか響かないことも。そんなときに私がするのがビジュアル化。たとえば高濃度配合のビタミンCを訴求したいときは、「20%のビタミンCってこんなに多いんですよ」と小さな瓶にその分量に相当する粉末を入れて見せたりします。そのために開発担当と連携し、「こういう見せ方はどうだろう」と、とことん話し合って詰めていきます。ときどき外に出て視野を広げ、お客様目線に気づくことも大事だと感じています。

――大学で学んだ知識や経験が自信の源になっている。

 私にとっての東薬は、あのときできたのだから頑張れる、と振り返ることのできる場所。そこでの経験や人間関係は自信の源です。大学で学んだ専門知識があるからこそ、開発の人たちに対しても臆することなく意見が言えるし、信頼もしてもらえる。最初のうちは薬の成分などわからないことも多く、勉強することがたくさんありました。それでも初めての知識を抵抗なく吸収できたのは、大学時代の生命科学部と薬学部が連動し合う学びの環境があったから。免疫学などの薬学部の授業を受けていたことも役立ちました。

あなたにとっての東薬は?

“親”のような存在

教員

森本 康幹 さん

勤務先

私立サレジオ学院

中学校・高等学校 教諭

2006年3月 生命科学部卒業
2008年3月 生命科学研究科 博士前期課程(修士)修了
2011年3月 同 博士後期課程(博士)修了
2013年3月 博士号(生命科学)取得
私立暁星高等学校出身

| 教師と研究者の二足の草鞋で、生徒に興味を持つ楽しさを伝えたい。
――恩師の背中を追い、教師の道をめざした。

 中学時代に尊敬すべき恩師に出会い、教師をめざしました。その恩師に倣って、生徒の話をよく聞くことを心がけています。担当科目は、中学・高校の理科。生徒達がいろいろなことに興味をもって取り組めるようになれば、授業は成功だと思っています。教師のひと言で可能性を伸ばすことも、興味の芽を摘んでしまうこともあり、人を相手にする難しさを感じます。大学時代の教職の担当教授に「教育は、教え育むだけでなく、共に育つとも書くんだよ」と教えられました。まさにそのことを実感した5年間。生徒たちからも学ぶ毎日です。

――毎週水曜日は最先端の研究に挑む研究者の顔に。

 実は現在も水曜日は東薬の研究室に通い、研究を続けています。薬を創るためには標的となるタンパク質の形を見極める必要があり、それを効率化できれば、もっと早く薬を提供できる。そのための新たな技術開発に挑戦中です。研究を続けるメリットは、生徒達に最先端の研究の楽しさを現場感覚で話せること。新聞やテレビよりも一歩踏み込んだ刺激を伝えられ、生徒達もおもしろがってくれます。私の話に反応することで、化学に限らず、なにかに興味を持つことに目覚める瞬間に立ち会えるのが、教師の醍醐味です。

――東薬はさまざまなことを学んだホームグラウンド。

 東薬の先生方はおもしろさを伝えることに長けた方が多く、人を引き込む話し方や夢の見せ方の上手さを身近で実感してきました。そのことが教師となったいま、いろいろな場面で活きている気がします。また、少人数の大学なのでコミュニケーションがとりやすく、社会に出ると当たり前に要求される人とのやりとりを自然と学べる環境でした。東薬は、いろいろな成長を促してくれるホームグラウンドのような場所。空間的な環境だけでなく、先生方や友人達、学内の雰囲気も含め、あの環境に育てられたんだなと実感します。