教育活動 “基礎薬学”と“臨床薬学”の融合

“基礎薬学”と“臨床薬学”を融合した総合科学を学ぶ

薬学部で6年間学ぶ意義

薬学(医療薬学)は、基礎から臨床まで広範な分野にまたがっています。自然科学を基盤において、「薬を創る立場」で学ぶ学問は基礎薬学と呼ばれています。

一方、「薬を使う立場」で学ぶ学問は臨床薬学と呼ばれています。臨床薬学では、自然科学に加えて、患者さんや医療従事者とのコミュニケーションをとる方法や医療の倫理など薬を正しく使うための人間科学の分野も関係しています。

日本の薬学は、今まで薬を創る基礎薬学を中心に発展をとげ、創薬科学では世界的な研究成果を挙げてきましたが、臨床応用への貢献は十分ではありませんでした。そのため、6年制薬学教育では、臨床薬学の充実をはかり、自然科学と人間科学をバランスよく身につけ、基礎薬学と臨床薬学を融合した総合科学としての薬学を基に、社会に貢献できる人材を育成することを目的にしています。