薬学教育とともに130年 今、その先へ 東京薬科大学は、2010年に創立130周年を迎えました。本年を「未来への飛躍の年!!」と位置づけ、様々な記念事業を展開してまいります。東京薬科大学は、「薬学や生命科学を学び、人の命と健康そして、人類の福祉へ貢献しよう!!」との先人達の真摯な東薬スピリッツのもとに、これからも「たえず初心に戻り、温かいヒューマニズム精神のあふれるスペシャリスト」を育成し続け社会に貢献してまいります。

創立130周年について

 東京薬科大学は、2010(平成22)年に、創立130周年を迎えました。本学では、この創立130周年を「未来への飛躍の年」と位置付けることとしました。本学の祖である藤田正方先生は、130年前に実学本位の薬学教育の必要性を説き、今日のわが国の医療・衛生・福祉制度の原点となる哲学を提唱され、教育を実践されました。
 また、本学で専門知識を身につけた先人諸氏は、わが国の近代国家建設、大戦、戦後復興、高度経済成長、国際化等の様々な時代背景の中で、その時代(社会)の要求に、常に「パイオニア」として果敢に挑んでいった事実も本学の歴史の一部であります。
 130年間脈々とした伝統の中で、本学で学んだからこそ芽生えた「東薬の心」はさらに研磨され、その精神はまさに「パイオニア精神」として受け継がれております。創立130周年を契機として、現在の混沌とした社会環境の中で、我々は、先人たちのこの精神を大切にし、社会のあらゆる困難に立ち向かって参ります。
 本学は、「ヒューマニズムの精神に基づいて、視野の広い、心豊かな人材を育成し、薬学並びに生命科学の領域にて、人類の福祉と世界の平和に貢献します。」を理念として掲げ、この理念の実現に向けて、様々なつながりを確認し、東京薬科大学の“今”をつくり、さらに創立150年に向けて挑戦し続けます。

さまざまなつながりが、東京薬科大学の「今」をつくります。「過去」から「未来」へ、「薬学部」と「生命科学部」、「学生」と「卒業生」、「大学」と「地域」

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創立130周年記念式典について

 キャンパス内の銀杏の葉も色づき、天空の青に黄葉が映え渡った、2010(平成22)年11月21日(日)、「創立130周年記念式典」を挙行しました。
 記念式典には、文部科学省をはじめ、アメリカ、中国の提携大学(機関)の代表者、大学、企業、病院、薬局、卒業生、後援会など、関係者500名を超す多くの皆様にご出席いただき、盛大に執り行われました。
 式辞の中で、野澤理事長は、130年前に、医薬分業制度の必要性を説いた創設者 藤田正方先生の哲学のもと、卒業生一人一人がそれぞれの分野で、成功されていることが本学の財産であり、今後とも本学は、薬学・生命科学教育・研究の発展に努力する決意を述べました。
 また、長坂学長は、本学の理念は、人類の福祉に貢献する人材を育成することであり、大学の構成員は、今後の幾多の困難な場面に対しても、社会の要望に応える人材を養成し、その分野の研究を発展させてゆくことをお誓いいたしました。
 その後、文部科学省高等教育局 新木一弘医学教育課長、日本私立大学協会 大沼淳会長、日本私立薬科大学協会 高柳元明会長より祝辞を賜り、130周年の歴史を祝い、卒業生が多方面にて活躍されていることに敬意を表されました。
 創立130周年を記念して、本学初の名誉博士号を 石井道子様(元参議院議員、元国務大臣・第一号)、Steven R Kayser教授 (The University of California, San Francisco (以下UCSF)・第二号)、Donald T Kishi教授 (UCSF・第三号)に授与しました。
 さらに、永年にわたり本学の発展に多大な貢献をいただきました 佐藤 誠一様(佐藤製薬株式会社 代表取締役社長)、Mary Anne Koda-Kimble教授(UCSF Dean)、Michael Z wincor准教授(University of Southern California)、 曹 洪欣先生(中国中医科学院 院長)の4名の方々に、感謝状を贈呈しました。
 在学生代表として、薬学部2年生水村有里さんが、未来に向けた力強いメッセージを述べ、合唱団・ハルモニア管弦楽団による伴奏のもとと出席者全員で校歌を斉唱し、割れんばかりの拍手のもと終了しました。
ご臨席いただきました方々並びに式典挙行にご尽力を賜りました関係各位に御礼申し上げます。

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