スタッフブログ
卒業生インタビュー #2
伊藤剛志さん(第一三共株式会社)
- キャリア・就職
2024.11.22
6月に行われたオープンキャンパスにて、講演をされた東京薬科大学出身の先輩にインタビューを行いました!
今回は、薬学部出身で現在製薬会社でご活躍されている伊藤剛志さんに現在のお仕事について貴重なお話を伺いました。
プロフィール
伊藤剛志さん(いとうつよしさん)
東京薬科大学 薬学部卒業(応用生化学教室)
第一三共株式会社 MR
仕事について
その業界を選んだ理由を教えてください。
研究室の高木先生の後輩が第一三共に勤務しており、そこから興味を持ちました。
働き出してから何年目ですか?具体的にどのようなお仕事をされていますか。
入社して8年目になります。医療関係者に対して医薬品の情報を提供することが主な業務で、現在はがん領域を専門に担当しています。医師や看護師、薬剤師だけでなく、病理医や放射線技師とも連携する機会が多いです。
特にやりがいを感じる瞬間は何ですか?
先生に頼られる瞬間ですね。「この分野は伊藤さんに聞いてみようと思って」と言われたとき、信頼されているんだと感じて嬉しかったです。
周りに東薬出身の方はどれくらいいますか?
第一三共では数百名の東薬出身者がOB会に所属しています。
その業界で働くうえで、どのようなスキルや資質が重要だと考えていますか?
コミュニケーション能力が重要だと思いますが、ここでいう「コミュ力」は、正確に聞き取り、正確に伝える能力です。先生方の悩みをしっかり聞き取り、そのニーズに合った情報を正確に伝える力が求められます。
就活の過程について教えてください。また就活対策としてどんな事を行いましたか?
インターンシップやSPI試験を積極的に活用して就職活動に臨みました。
他にも企業はあった中で、入社の決め手になったことは何ですか?
インターンで社員の方々と話す中で、肌感覚が合うと感じたことが決め手です。
ちょっと変な質問ですが、今働いている業界以外でやってみたい仕事はありますか?就職するか迷った、第二候補だった仕事はありますか?
就職が叶わなかった場合は、院生として研究を続けるつもりでした。また、人に教えることも好きだったので、大学教員も選択肢として考えていました。
その業界で働く上で、今後注目すべきトレンドや変化は何だと考えていますか?
AIの進展により「MR不要論」が出ていますが、医師のニーズに応じた薬の比較や説明は、AIだけでは難しい部分もあります。薬剤師が対人スキルを重視されるのと同様に、MRもただ説明をするだけではなく、柔軟な対応が求められています。
学生生活について
なぜ東薬を志望したのか教えてください
自宅から近く、大学の知名度が高かったためです。
どの研究室に所属していましたか?そこではどんな研究をしていましたか?
高木先生が魅力的で信頼できる方だったので、応用生化学研究室に所属しました。ラットに脳梗塞を起こさせ、回復過程を研究していました。
どのサークルに入っていましたか?
有機合成サークルに所属していました 。
薬学部での学生生活で、特に印象に残っている瞬間はありますか?(実習、テスト、部活など)
研究室での活動が特に印象深いです。時には朝7時から夜10時まで実験に取り組むこともありました。
薬学部での学びや経験が、製薬企業での職務にどのように活かされていますか?
研究室での活動を通じて、発表スキルやデータのまとめ方が身についたと感じています。
その業界での経験を振り返って、学生たちに伝えたいアドバイスはありますか?卒業生として、新入生や現在の学生たちにアドバイスを送るなら、何をお勧めしますか?
就活は結果を誇る人ではなく過程を語れる人が上手くいきます。日々の過程を大事にし、自己成長に役立ててください。