ニュース&トピックス 本学薬学部教員が関わった「薬局における疾患別対応マニュアル」及び「薬剤使用期間中の患者フォローアップ」が厚生労働省より公表されました

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2025.02.26

2025年2月20日、「薬局における疾患別対応マニュアル ~患者支援の更なる充実に向けて~」及び「薬剤使用期間中の患者フォローアップ ~適正な薬物治療共同管理計画に向けたフォローを実施するために~」(ガイドライン作成委員会 委員長 益山光一)が厚生労働省より公表されました。

内容と経緯

医薬分業の進展、調剤機器の充実や医療環境等の社会的な変化が著しい中で、「薬局薬剤師の業務及び薬局の機能に関するワーキンググループとりまとめ~薬剤師が地域で活躍するためのアクションプラン~」(令和4年7月11日)において、薬局薬剤師の対人業務の充実のため、医療計画における5疾病(がん、脳卒中、心筋梗塞等の心血管疾患、糖尿病、精神疾患)に関して、疾患ごとに求められる薬剤師の対応について、標準的な手引きの作成を進めるべきと示されました。

今般、令和5年度厚生労働省委託事業「薬局における疾患別対人業務ガイドライン作成のための調査業務」により、薬局における対人業務の充実に向けた参考となるよう、「薬局における疾患別対応マニュアル ~患者支援の更なる充実に向けて~」が作成され、厚生労働省ホームページに掲載されました。

本マニュアルに関連した事業として、厚生労働科学研究費補助金「薬剤師の職能のための薬学的知見に基づく継続的な指導等の方策についての調査研究」(令和2~4年度)(研究代表者:本学薬学部 社会薬学教育センター薬事関係法規研究室 益山光一教授)において、調剤後のフォローアップ事例の収集、フォローアップによる効果検証、日本薬剤師会が作成し公表した「薬剤使用期間中の患者フォローアップの手引き」(第 1.2版:日本薬剤師会)の改訂(研究班版の作成)等が行われています。

なお、厚生労働科学研究費補助金「薬剤師の職能のための薬学的知見に基づく継続的な指導等の方策についての調査研究」(令和2~4年度)には、本学の陳惠一教授、北垣邦彦教授、川口崇教授、山田哲也助教、藤宮龍祥助教が分担研究者として参加しています。

本件に関するお問い合わせ

東京薬科大学 入試・広報センター