ニュース&トピックス 本学の松本常務理事と薬学部3年生2名が、中学生に向けて薬物乱用防止教室を実施しました

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2023.03.15

2023年3月13日(月)、本学の松本有右 常務理事(地元の学校薬剤師)と医療実務薬学教室に所属する薬学部3年の男子学生2名が、稲城市立稲城第四中学校の3年生81名に対して薬物乱用防止に関する授業と防災を踏まえたモバイルファーマシーの見学会を行いました。

1コマ目の50分の授業では「麻薬、覚醒剤等の違法薬物が体や社会に与える恐ろしさを知り、薬物乱用の未然防止と生徒の健全育成を図る」ことをテーマに、松本先生から「薬物にはどんな種類があるのか」「乱用することで体に与える影響」「脳内報酬神経回路について」等の講義がありました。
また、その中で薬物の勧誘防止に向けて、薬学部3年生と中学生の男・女1名ずつでロールプレイを行い、実践的な断り方を伝えました。若者の薬物乱用は、友人や先輩といった身近な人からの誘いが多く、またゲートウェイドラッグ(入門薬物)による被害は、活動範囲が広がる高校生頃から拡大していくことが知られており、聴講した中学生の皆さんは「近い将来、自身にも起こり得る自分事」として捉え、真剣に授業に耳を傾けている様子でした。

P1566469_900x600.jpg松本常務理事(学校薬剤師)と薬学部3年生2名による「薬物乱用防止」講義の様子

P1566585_900x600.jpg薬学部3年生と女子生徒による「実践的な断り方」ロールプレイの様子

P1566609 (2)_900x600.jpg薬物サンプルに興味津々の中学生たち

2コマ目の授業では20分間で「災害時のモバイルファーマシーの役割を知る」をテーマに、東日本大震災と熊本地震を例にした防災のあり方を考える授業が行われました。そして、講義の最後に本学の「モバイルファーマシー」が紹介されました。その後、3~4人が一組となり、81名全員が、モバイルファーマシーの車内の設備見学を行い、災害時の医療や薬剤師の役割について理解を深めました。

P1566629_900x600.jpg「災害時のモバイルファーマシーの役割を知る」講義の様子

P1566755_900x600.jpgモバイルファーマシーの内部設備の見学会

P1566714 (2)_900x600.jpgモバイルファーマシー内部設備を見学する中学生たち

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東京薬科大学 広報課