ニュース&トピックス 韓国・梨花女子大学から教授と大学院生4名が来校しました

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2024.06.20

6月13日(木)に韓国・ソウルの梨花女子大学よりEok-Soo Oh教授と大学院生4名が来校し、薬学部 病態生化学教室の吉川准教授・濵田助教と当教室所属の学生が共同研究に関するミーティングを行いました。病態生化学教室とEok-Soo Oh教授の研究室は2024年度から2年間にわたり、JSPS(独立行政法人日本学術振興会)の二国間共同事業共同研究の支援を受け交流を行っています。

本共同研究では、大腸癌を制御するインテグリン-シンデカンco-receptorシステムの解明を目指しています。癌細胞の悪性化は、周囲にある細胞外マトリックスに対する接着と密接に関連しています。これまでの先行研究では、東京薬科大学がインテグリンおよび梨花女子大がシンデカンと呼ばれる細胞接着分子を個々に研究してきました。しかしながら、癌細胞の悪性化に伴う細胞接着メカニズムは、個々の細胞接着分子だけでは十分に説明できないため、それぞれの強みを生かした共同研究によりアプローチすることになりました。

今回の交流会では、細胞外マトリックスの一つであるラミニンに対する大腸癌細胞の接着の結果などを報告するとともに、それぞれの知見、研究手法を共有する活発な意見交換が行われました。

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前列左から2番目が吉川准教授、左から3番目がEok-Soo Oh教授(韓国・梨花女子大学)、後列一番右が濵田助教

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また、本共同研究の一環として先月5月には吉川准教授と大学院生の松沼さんが梨花女子大学を訪れ、現地で実際に研究打ち合わせや実験に参加するなどの交流も行っています。

2024年5月27日から6月1日にかけて、梨花女子大学を訪れました。Eok-Soo Oh教授の指導のもと、大学院生と共にシンデカンと呼ばれる細胞接着分子を強制発現させた大腸癌細胞を用いて細胞外マトリックスであるラミニンとの細胞接着実験を行いました。梨花女子大学は、歴史と格式を誇る韓国トップレベルの女子大学です。キャンパスは、カフェなどが並ぶ学生街の新村(シンチョン)に位置し、立派な大聖堂や地形を生かした建築物の素晴らしさに驚かされます。敷地はシャトルバスが走るほど広く、建物の清潔さも印象的でした。梨花女子大での滞在は、韓国での女子学生のキャリアについての考え方に触れることもでき、自分の将来についてもさらに考えるきっかけにもなりました。(薬学研究科 博士課程3年 松沼真澄さん)

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研究打ち合わせの後は、本学の学生食堂にて昼食を取り交流を深めました。

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本件に関するお問い合わせ

東京薬科大学 薬学部 病態生化学教室
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