ニュース&トピックス 2025年度 薬学部1年 コスメアーリーエクスポージャーで皮膚科医 友利新先生の講義を実施しました
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2025.07.03
5月23日(金)と6月13日(金)の『コスメアーリーエクスポージャー』(薬学部1年次自由科目)にて、皮膚科医で各種メディアでもご活躍の友利 新 先生(本学客員教授)による講義が行われました。
昨年はオンラインでの実施となりましたが、今年は対面で実施されました。
講義では、日本コスメティック協会の概要や、皮膚の構造や機能の基本知識、皮膚疾患の概要や治療法、薬剤師としての皮膚科領域での役割、そして化粧品の魅力や有用性、スキンケアの重要性等について、ご自身の経験を含め、ご講演いただきました。学生からの質問にもご丁寧にお答えいただき、充実した講義となりました。
『コスメアーリーエクスポージャー』は、昨年度から開始されたコース・プログラム選択制の授業の一つで、「スキンケアアドバイザー養成コース」の指定科目として位置づけられています。本授業では化粧品の魅力や有用性、化粧品会社の使命やビジョン、さらに化粧品業界の現状と将来展望について、1年次という早い段階で学ぶことができます。そして、将来この分野で活躍する自分の姿を思い描き、キャリアの方向性を考えるきっかけとすることを目的としています。講義に加え、化粧品会社の研究所や工場の見学、日本コスメティック協会の「化粧品検定」資格取得にも取り組んでいます。
友利 新 先生
医師(内科・皮膚科)
沖縄県宮古島出⾝
東京⼥⼦医科⼤学卒業
同⼤学病院の内科勤務を経て⽪膚科へ転科
―友利新先生よりメッセージー
本講義コーディネーター
皮膚は最大の“臓器”です。その“臓器”である皮膚に使用する化粧品。その成分表記をご覧ください。化粧品は様々な化学物質から作られており、個々の成分についての特性や安全性などの理解には薬学的な知識が十分に活かせます。また、薬学で学ぶ知識や経験は、医薬品と同様に化粧品開発や化粧品の適正使用の指導などにも役立ちます。
化粧品は生活必需品として日々の生活に浸透しています。しかし、化粧品選びの迷子、肌トラブルに悩む人は多く、本当は適切なアドバイスを求めている方も少なくないはずです。もし、化粧品やスキンケアについて薬剤師からアドバイスがもらえると、その迷子や悩める人にとっての解答と安心になるはずです。ただ、薬学教育において化粧品関連の教育プログラムはほとんどありません。また、化粧品業界や企業を知る機会もありません。商品ブランドによるイメージ先行型で、本質的な化粧品の魅力や効能、その正しい使い方などを把握していない薬学生、そして薬剤師も少なくありません。

本コース・プログラムでは、化粧品の基礎知識を身につけ、化粧品業界や企業を知り、化粧品とスキンケア認定資格を取得して、皮膚の健康維持とトラブル対処において化粧品などの適正使用によりスキンケア指導のできる薬学生を育てます。そして、薬剤師、企業人として、患者さんを含めた全ての生活者にとって心身のみならず社会的な健康のサポートに貢献することを目指します。
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