学部紹介 卒業研究

最終学年である4年次の1年間はいずれかの研究室に所属し、教員の指導に従って実験を中心に進めながらそれぞれの研究課題に取り組みます。その成果は卒業論文としてまとめ、発表会の場で発表することになります。各研究室で開催されるゼミナールでは、研究に必要な英文の文献を読解するための訓練や、論文内容に関する質疑応答の訓練も行われ、論文の発表方法に至るまできめ細かな指導がなされます。3年次までに修得した実験技術やデータの処理法などを駆使して最先端の生命科学研究を実践する卒業研究は、4年間の集大成となるものです。

卒業論文題目の例

  • ペプチドへの導入を目指したリン酸応答型新規蛍光分子の開発研究
  • 大腸菌の走化性に関する細胞内シグナル伝達のシミュレーション
  • カテコールアミン類の迅速・高感度分離計測システムの開発
  • ショウジョウバエにおける様々な視覚刺激に対するHS細胞の応答解析
  • ミトコンドリアに局在化させたsyntaxin17のミトコンドリア分裂に与える影響
  • オオミジンコにおける wnt 関連遺伝子群の発現領域の解析
  • SQDG合成系遺伝子の過剰発現がシアノバクテリアの細胞におよぼす影響
  • 軟体動物の組織再生に関わるレチノイン酸シグナルおよび幹細胞関連因子の解析
  • 高度好熱菌Thermus thermophilus に感染するファージΦMN1の潜伏期間、バーストサイズの解析
  • メタノール分解活性汚泥の比較メタゲノム解析
  • 大腸がんでのホスホリパーゼCδ1によるプロテインキナーゼCの活性制御の検証
  • がんの分子標的治療を目指した単鎖抗体発現ベクター系の構築
  • ヒト単球由来マクロファージの泡沫化に対するNeopterinの抑制作用
  • ダニ抗原で誘発させたアトピー性皮膚炎モデルマウスの作成
  • CD169陽性マクロファージによるIL-17産生細胞の制御機構の解明

など