学部紹介 生命科学部の特徴
生命科学部とは?
東京薬科大学生命科学部は、生命科学における教育と研究を通じて、広範囲な専門的知識と応用力を修得し、「課題解決能力」を持った人材、すなわち解決すべき課題に対する適切な研究手法と、企画遂行能力を兼ね備えた人材を育成します。
日本で最も伝統のある生命科学部。日本トップレベルの研究ができる
東京薬科大学は140年以上の歴史を持つ伝統のある私立薬学教育機関で、特に研究に力を注いできました。そして、この東京薬科大学に日本で初めての生命科学部が25年以上前に誕生しました。本学部は他の大学の生命科学系学部に見られる理学・工学や農学に加えて、医学・薬学に強いという特徴を持っており、日本トップレベルの研究を進めています。

3学科の特色を生かした専門教育
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分子生命科学科くすり・遺伝子・細胞・脳など、生命を支える仕組みを学びます。化学や分子生物学などの基礎学問を基盤とした先端科学の研究を通して、科学・技術の発展と社会に貢献できる人材を育成します。
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応用生命科学科さまざまな生物にふれ、それらの遺伝子、ゲノム、生態、進化について学びます。資源、環境、エネルギー、食料などに関する最先端バイオテクノロジーを研究し、健康で豊かな社会を創造する人材を育成します。
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生命医科学科難病・がんなどの病気の仕組みや、免疫、再生医療などを学びます。生命科学と医療の現場をつなぐような、病気の新たな治療(創薬)・診断法の開発を目指し、人の命と健康に貢献できる人材を育成します。
リサーチマインドを高める教育体制
生命科学部では、単に生命科学に関する知識を修得するだけではなく、その知識を得るためのプロセス(研究方法、実験方法)を理解することを目指しています。1・2年次では基礎生命科学実習を通して生命科学の研究に不可欠な生物・化学・物理実験の基本的な技術を身につけ、3年次からはより高度で専門的な実験技術を学んでいきます。こうした実習教育は生命現象の不思議さや面白さに触れる格好の機会となり、リサーチマインドが自然に育まれます。
少人数制ゼミで1年次から最先端の研究に触れる
1年次を対象に、少人数制ゼミを行います。生命科学関連の基礎的な英文図書や論文を教材として使い、学生が自ら調べて討論する形式でゼミは進行します。このゼミナールを通して学問や研究に対する積極的な態度を身につけ、生命科学という研究分野の広がりを理解し、研究意欲を高めます。また、担当となった教員は学業、学生生活や将来・進路についてのアドバイスも行います。(アドバイザー制度)

資格取得を学部全体でサポート
生命科学部では資格取得支援にも力を入れています。正規の授業中にサポートを行う場合や、資格取得のための特別講義を開催する場合もあります。

生命科学部で取得できる資格・取得をサポートしている資格
教員免許、食品衛生監視員、環境衛生監視員、第一種放射線取扱主任者、上級バイオ技術者、技術士(補)、甲種危険物取扱者、ITパスポート、基本情報技術者、バイオインフォマティクス技術者など
海外での生活を通してグローバルな視点が身に付く
海外特別研修は、世界で通用する人材の育成のために実施されているプログラムです。研修プログラムでは、ESL(英語研修)を中心として、アメリカ人家庭でのホームステイ、生命科学の特別レクチャー、生命科学関連の企業、大学ラボ訪問や、小旅行などが行われます。研修を通して生命科学を学ぶ上で基礎となる英語の運用力の向上を図ると共に、英語で生命科学を学ぶことを実体験します。また、英語圏の人々や文化に触れることにより、視野の広い、自立した社会人としての第一歩を踏み出してもらいたいと思います。

企業と連携したグループワーク授業
社会では、知識だけでなく、課題解決能力や主体的に課題に取り組む能力を持った人材が求められています。こうした社会から求められている人材を育成するため、生命科学部では、全学科共通・1年次前期の必修科目として、産学官共同PBL(Project Based Learning:課題解決型学習)講座を開講しています。この講座ではヤクルトなどの企業から講師を迎え、実際に企業が抱えている課題の解決方法をグループで討論し、プレゼンテーションを行い、講師から評価を受けます。このことによって主体的に学ぶ姿勢・コミュニケーション能力や社会において要求される課題解決能力を養います。
