学科紹介 カリキュラム
応用生命科学科 教育内容とカリキュラム
応用生命科学科では、食品・医薬品・微生物・エネルギーなど、生物学のすべてと生物の利用を考え、生命の仕組みと生命をはぐくむ環境を学びます。また、分子生物学、生化学、環境保全学等の基礎科目を修得しつつ、それらの学問を融合させた科目にも取り組み、総合的な能力の習得を目指します。
- 1・2年次
- 分子生命科・応用生命科学・生命医科学3学科に共通な基礎科目を修得し、関連した実験・演習を行うことにより、現代生命科学の基礎を習得します。
- 3年次
- 基礎科目の高度な項目や環境関連分野を学び、専門性の高い知識を身につけます。
- 4年次
- それまでの講義や実習で身につけた知識や経験を、さらに発展させる卒業研究を本格的に行います。卒業研究では、少人数での個人指導を行っているため、高度で実践的な能力がより効率的に身につきます。
学部共通必修科目
1年次 履修授業科目 |
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1・2年次 履修授業科目 |
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2年次 履修授業科目 |
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3年次 履修授業科目 |
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4年次 履修授業科目 |
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学科必修科目
1年次 履修授業科目 |
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2年次 履修授業科目 |
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3年次 履修授業科目 |
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学科指定選択科目
2年次 履修授業科目 |
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3年次 履修授業科目 |
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主な選択科目
2年次 履修授業科目 |
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3年次 履修授業科目 |
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ピックアップ講義
応用微生物学
微生物は、病原菌だけでなく、食品、化学工業、医薬品開発など多方面で利用されています。味噌や醤油、アミノ酸や生理活性物質の生産、微生物やその酵素を用いた分析、農薬利用など、微生物の応用・利用を学びます。

生活と環境の科学
私たちの身近にある問題を生命科学の視点から学びます。食品に含まれるさまざまな化学物質の安全性評価や、環境問題のおける汚染化学物質が作られるしくみ、そうした物質が地球上をどのように循環するかなどを学びます。

遺伝子工学
遺伝子の情報をもとにタンパク質が作られるしくみについての研究のしかたや、遺伝子操作を行うための技術について学びます。PCRや遺伝子導入の方法、大腸菌や酵母の知識と扱い方、ゲノムのデータベース解析などを理解します。

応用生命科学科の卒業研究
3年次後期から研究室に所属して、卒業研究に取りかかります。4年次には、それまでの講義や実習で身につけた知識や経験を、さらに発展させる卒業研究を本格的に行います。研究室で仲間や先輩たちと協力し、自分だけのテーマに取り組む卒業研究は、「考える力」「対話力」「実行力」 を養い課題解決能力のアップをうながします。
応用生命科学科では生態系で重要な役割を果たしている哺乳動物、節足動物、軟体動物、微細藻類、微生物 等についてゲノムレベルの解析を行っています(ゲノムとは遺伝子すべてという意味です)。研究室では次の内容に関する研究を行っています。「深海底から宇宙へ、40億年前から未来へ」、「環境因子との相互作用による遺伝子の発現」、「光合成の基礎研究とCO2固定化技術の開発」、「ヒトと野生動物の共生をめざすストレス研究」、「植物の生活のしくみを探る生態学研究」、「生命科学が創る環境にやさしいエネルギー」