ニュース&トピックス 2020年度「高校生物発展講座」をZoomを使用してオンライン開催しました

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2020.12.02

第1回 11/13(金) 18:30~19:50

sato2.jpg高校生物の「発生生物学」について、中胚葉誘導物質をみつけた浅島誠東京大学名誉教授の功績から、中胚葉誘導、背側誘導などの分子機構について解説されました。後半は、初期発生における上皮間葉転換とがんの共通性について、最新の研究を交えて紹介されました。

第2回 11/20(金) 18:30~19:50

yokobori2.jpg高校生物の「進化と系統」における、全生物の系統樹に関する様々な説について、共通祖先の系統的位置の解析方法や3つのドメインの関係を中心に解説されました。
後半は、分子系統解析をもとに、祖先配列推定を行って、過去の生物が持っていた遺伝子の働きを調べる方法や、祖先生物好熱菌説などの最新の研究が紹介されました。

「高校生物発展講座」のアンケート結果の一部を紹介します。

講座の『内容』は適切でしたか?
大変有意義だった:65%、有意義だった:35%、あまり有意義ではなかった:0%、有意義ではなかった:0%
来年もこの講座を実施した場合『知人に紹介したい』ですか?
ぜひ紹介したい:71%、紹介したい:29%、あまり紹介したくない:0%、紹介したくない:0%
 
  • いずれも、講座2回の平均値です。

参加者の感想

  • この講座を通して、生徒に伝えているにもかかわらず、その裏付けが曖昧な部分が明確になる機会が多く、とても自分の授業の役に立っています。機会があれば引き続き参加させていただきたいと思っています。
  • 教科書の記述内容と現在の研究での主流が異なっている部分を教えていただけたことで、将来先端の研究に携わっていくであろう生徒たちに、それを踏まえた話をしていけるので有難いです。

本件に関するお問い合わせ

東京薬科大学 生命科学事務課