学科紹介 食中毒は12月から1月が最も多い!

食中毒の発生というと、ほとんどの人が6月から8月が多いと思っています。梅雨時期で湿度も温度も高く、カビが生えやすく食品が傷みやすいからでしょう。しかし、統計を見ると患者数は7月が1年中で最も少なく、12月から1月にピークがきます。これは食中毒患者のおよそ半分がノロウィルスと呼ばれるウィルスによるもので、冬場に多発するからです。7月が少ないのは、食中毒に対する関心が一番高まっているからでしょうか。食中毒の防止には、なんと言っても清潔・洗浄、加熱・殺菌が効果的です。寒い冬だからこそ気をつけなければならない食中毒です。(食品科学概論の講義から)