ニュース&トピックス 『卒業生調査から考える生命科学教育ワークショップ』を実施しました

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2021.03.10

2021年227日に『卒業生調査から考える生命科学教育ワークショップ』をオンラインで実施し、本学教職員及び卒業生ら計30名が参加致しました。本ワークショップは、文部科学省大学教育再生加速プログラム(AP事業)において実施した卒業生調査の分析結果を、大学教育へ還元していく事を目的に開催致しました。

ワークショップでは、まず、卒業生調査を担当した矢野眞和特命教授(東京工業大学名誉教授)より、調査から得られた自由記述の意見(約2,200人分)を中心に、KJ法と統計を用い、言葉と数字から検証された6分類の結果をご報告致しました。そして、調査結果を参加者で共有した上で、その結果を基に、教員と卒業生がグループワークを行い、事前に設定された4つのテーマに対して、生命科学部の教育活動について自由に意見を交わしました。

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参加した卒業生は生命科学部の第1期生(平成10年卒)から第21期生(平成30年卒)まで、年齢、職業、性別が異なる多様な人材が集まってくれました。また、教員側も同様に、様々な経歴を持つ者が集まり、改めて『東京薬科大学の生命科学部』についてディスカッションを行い、生命科学教育を受けた視点から、更には、社会人となった新たな視点から生命科学部の教育について議論を深める事が出来ました。

 参加した卒業生からは、『活発な議論があり良い会だった』『刺激的な時間だった』『オンラインだからこそ、つながる人脈があった』等といった感想が寄せられています。また、教員からも、『良い会だった』『参加者の満足度も高いのではないか』という意見がありました。

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グループワークで発表された内容については、今後学内で共有され、教育活動に活かしていく予定です。さらに、卒業生調査を起点として、在校生へも卒業生の経験を広く伝えていきたいと考えています。

 本ワークショップを機に、卒業生との交流をより活発化し、大学を軸としたネットワーク構築に取り組む所存です。

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生命科学部 井上 英史 学部長からのコメント

この度の卒業生調査は、生命科学部が設立時より行ってきた教育や種々の活動の成果がどうであったかを評価することができる貴重なデータと分析結果を提供するものです。この調査を、教員と卒業生の間で充分に共有することは、大変意義深く、今回のワークショップでも、貴重な意見交換や議論をすることができました。今後も、このような会をもち、生命科学教育に活かしてまいります。

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本件に関するお問い合わせ

東京薬科大学 教学IR研究推進課
大学教育再生加速プログラム推進担当