ニュース&トピックス 日本科学未来館「研究エリア」入居プロジェクトに採択 ~サステイナブルバイオテクノロジーで持続可能な社会を目指す~|プレスリリース

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2021.03.31

プレスリリース

日本科学未来館「研究エリア」入居プロジェクトに採択 ~サステイナブルバイオテクノロジーで持続可能な社会を目指す~

ポイント
  • 東京薬科大学 生命科学部 応用生命科学科 生命エネルギー工学研究室の申請プロジェクトが、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)日本科学未来館「研究エリア」入居プロジェクトに採択され、日本科学未来館において「サステイナブルバイオテクノロジー(生物の力を人類の持続的発展に役立てるための技術)」プロジェクトを実施する。
  • 日本科学未来館の実験室において、微生物の力を利用して廃棄物から水素を生産する技術に関する研究開発を行う。
  • 日本科学未来館と連携して科学コミュニケーション活動を行い、市民とともに将来の科学技術について考えていく。

概要

東京薬科大学 生命科学部 応用生命科学科 生命エネルギー工学研究室の渡邉一哉教授の申請プロジェクトが、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)日本科学未来館「研究エリア」入居プロジェクトに採択されました。

生命エネルギー工学研究室では、これまで、電気化学活性菌に関する基礎研究や微生物燃料電池の開発に取り組んできました。これらの実績を基に、日本科学未来館では、CO2を排出しないクリーンエネルギーの水素を食品廃棄物等から高効率に生産する微生物電気分解槽の開発に関する研究を実施します。

miraikan-1.jpg日本科学未来館 外観

また、「サステイナブルバイオテクノロジー」(生物の力を人類の持続的発展に役立てるための技術)の推進と普及を図り、SDGsの達成およびそれを超えたサステイナブルな社会の構築への貢献を目指します。

さらに、日本科学未来館と連携して科学コミュニケーション活動を行い、市民とともに将来の科学技術について考えていきます。科学を体感するイベントを開催するとともに、研究者と市民の対話の場を提供します。また、サステイナブルバイオテクノロジー等をテーマとした連続トークセッションを開催し、市民との対話を通して、未来のサステイナブルな社会について考えます。

miraikan-2.jpg微生物発電装置

プロジェクト概要
研究プロジェクト名
『サステイナブルバイオテクノロジー』
研究代表者
東京薬科大学 生命科学部 応用生命科学科 生命エネルギー工学研究室 教授 渡邉一哉
使用施設

日本科学未来館 4階 407号室

使用期間
2021年4月1日~2023年3月31日(2年間)
研究活動

サステイナブルバイオテクノロジーで、地下資源に頼らずに地上で物質を循環利用し、CO2を排出しないクリーンエネルギーである水素を食品廃棄物から高効率に生産するバイオプロセスの開発を行う。

科学コミュニケーション活動
  1. サステイナブルバイオテクノロジーをテーマとした連続トークセッション
  2. 小中高生向けの実験教室
  3. 微生物発電キットの開発、ワークショップ

miraikan-3.jpg田んぼ発電

【取材に関するお問い合わせ先】

東京薬科大学 総務部 広報課

【研究に関するお問い合わせ先】

東京薬科大学 生命科学部 応用生命科学科 生命エネルギー工学研究室 教授 渡邉一哉