ニュース&トピックス 生命科学部の1年生220名が入学後初の実習に挑戦 ~緑色蛍光タンパク質の実習を通じた実験スキルの習得~|東薬の学修成果

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2021.06.30

生命科学部では1年次の学生が必修科目『基礎生命科学実習Ⅰ』に取り組むことになっており、今回、約220名が2日間に分かれて実習を行いました。生命科学の研究に不可欠な生物・化学・物理実験の基本的な技術を身につけ、卒業研究に向けたリサーチマインドの養成を行うことを目的としています。1年生にとって入学後初めてとなる今回の実習では、まず生命医科学科・田中正人教授より実験レポートの書き方と論理的思考プロセスのレクチャーが行われ、その後実習室へ移動し、学生と指導教員が実験台を囲んで緑色蛍光タンパク質を使用した実習に取り組みました。

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本格的な実験器具を使用した実習は初めてといった学生や緊張した面持ちの学生もおりましたが、担当の指導教員や大学院生TA(Teaching Assistant)が困っている学生に対して声掛けを行うなど、丁寧にサポートを行いました。本学は日本国内でも最高峰の研究設備を擁しており、その環境を最大限生かし、低学年次から少人数で行なう実習科目に注力することで、リサーチマインドの醸成に向けた教育活動に取り組んでいます。

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学生のコメント
分子生命科学科 1年 金子 優仁
「対面実習での本格的な実験に取り組むことができてとても楽しかったです。同じ班のメンバーや指導教授と話し合いをしながら実験を進め、予想された実験結果を得ることができたので、普段の授業とは違った達成感も感じられました。マイクロピペットの使い方はゼミナールの時間に教授から予習としてレクチャーを受けていたので、今日が入学して初めての実習でしたがうまくマイクロピペットを使うことができました。これからはレポートや考察の書き方など、色々な実習を経験しながら学んでいきたいです。」
指導教員のコメント
分子生命科学科 分子生物化学研究室 井上 英史 教授
「生命科学部の実習は、1年次後期から本格的に始まります。それに先駆けて、前期でいくつかの実習に関するプログラムを開講しています。今回が実際に実験に最初の取組で、アドバイザーを担当する教員がそれぞれの学生たちと一緒に実習を行いました。大学に入って最初の実験は、高校までの授業で経験した実験とは随分と違うようで、新鮮な驚きや楽しさがあったようです。教員にとっても日頃の少人数ゼミナールの授業では見られない学生の姿や一面を見ることができることはとても楽しいものです。今後、この実習を題材としてゼミナールの場で、大学でどのように学んでいけば良いかを伝えていきたいと思います。」

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