ニュース&トピックス 東京薬科大学のキャンパス内から単離された乳酸菌を使用したクラフトビール「カラハナソウ」が発売されました

  • 生命科学部
  • 応用生命科学科
  • その他
  • 研究活動

2023.01.17

応用生命科学科食品科学研究室の志賀靖弘助教が中心となり、八王子市内にある(株)高尾ビール(代表:池田周平氏)と共同で開発しているクラフトビールシリーズの新作が発売されました。

昨年度までに開発したコラボビール(試作品も含めて7種類)は、大学キャンパス内で単離した野生出芽酵母株(Saccharomyces cerevisiae )をアルコール発酵に使用したものでしたが、今回の新作では本学薬用植物園で栽培されている「カラハナソウ」から単離した乳酸菌株(Limosilactobacillus reuteri)を使用。麦汁を乳酸発酵させてからアルコール発酵させる「ケトルサワリング」と呼ばれる手法で仕込まれたものです。また大学近くの果樹園で収穫された梅の実も原料に使っており、強い酸味(何とpH 3.15 !)が爽やかなビールとなりました。

ちなみに、カラハナソウ(唐花草)は、本州中部以北の山野に自生するアサ科カラハナソウ属の多年草です。ビール醸造に使われるホップと近縁の植物で、実際ホップの和名が「セイヨウカラハナソウ」になります。またカラハナソウの花言葉は「無邪気」。今回のビールの爽やかで楽しげな味わいを表しているかのようです。

東京薬科大学と高尾ビールのコラボビールは、おかげさまで毎回大好評ですが、今回の「カラハナソウ」もあっという間に完売となってしまいました。次作の発売を是非お待ちください!

「広報はちおうじ」(令和5年(2023年)1月1日号)の特集『学園都市 みんなのキャンパス八王子』に、本学と高尾ビールとのコラボビールに関する紹介文が掲載されました。

当該号のPDFはこちらからダウンロード可能です:
https://www.city.hachioji.tokyo.jp/contents/kouhou/006/p031663_d/fil/230101.pdf

ラベル写真.jpg

本件に関するお問い合わせ

東京薬科大学 生命科学事務課