ニュース&トピックス 生命科学部のPBL(2022年度)|1年生が企業や団体の課題解決に挑戦~グループでのアクティブラーニングを経験~|東薬の学修成果
- 生命科学部
- 教育活動
- その他
2022.08.25
生命科学部では全学科1年次の必修科目として『生命科学と社会Ⅰ』という産学公連携授業を実施しています。この授業は5〜7人の学生が1グループとなり、企業や地方公共団体に提供いただいた実際の課題に対して、フィールドワークやインタビュー等の調査を元にディスカッションすることで解決策を検討する能動的な授業で、PBL(Project Based Learning)と呼ばれる課題解決型学習です。この授業の特徴は各班の議論の結果考え出した新商品提案や解決策を実際に企業の担当者の方に対してプレゼンテーションし、直接企業からフィードバックをしてもらうことができる点で、大学1年生のうちから社会人スキルを身に着ける機会を提供しています。

本年度の『生命科学と社会Ⅰ』では、株式会社 明治、株式会社ヤクルト本社、オリエンタル酵母工業株式会社、八王子市役所等の5企業・1地方公共団体にご協力を賜り、グループ学習に取り組みました。株式会社 明治からは「若者にヨーグルトを購入してもらうための施策」という課題が与えられ、グループ内でのディスカッションはもちろんのこと、10~20代男女へのアンケート調査、『VRスーパーマーケット』の提案など、各グループがオリジナルな提案に向けて奮闘しました。また、他の企業・団体の、「SDGs」「予防医療」「多文化共生社会」などの課題の解決にも、若い発想でアプローチしてもらいました。本授業は学生自身に能動的な学びを体験させ、今後の学生生活の意識改革につながるよう、プログラムされています。


学生投票(総投票数239票) 1位 |
B-5班発表 【国際事業を基盤として予防医学を普及する】 |
---|---|
審査委員賞 最優秀賞 |
株式会社明治課題「ヨーグルトを購入してもらうための施策」 C-6班発表【店頭販売はもう古い!】 |
「この度は株式会社 明治部門での優秀賞をいただき光栄に思います。最終発表に向け、同じ課題に取り組む多くの班、多くの方々にアドバイスをいただきながら、発表資料を完成させることができたと感じております。この場をお借りし、感謝申し上げます。また、この授業を通じ、このような貴重な体験をさせていただき、株式会社 明治の皆様、先生方に感謝申し上げます。この経験を今後に生かしていけるよう頑張っていきたいです。」

企業担当者のコメント|株式会社 明治 技術研究所 次世代ものづくり研究部 発酵G 市村 武文
「昨年に引き続き、産学公連携PBL授業に参加させていただきました。今年度の学生の皆さんは、積極的に質疑に参加し、また自主的に調査や試作を実施するなど、主体的に動く姿が印象的でした。一次提案の時点で、粗削りながら非常に興味深い発表をするグループが多く、最終提案の際には、どのグループも甲乙つけがたい面白い発表を披露いただきました。優勝チームはVRスーパーマーケットという斬新なアイディアを提案頂きましたが、どのグループが優勝してもおかしくない出来栄えであったと思います。このように課題を設定し、その解決策をチームメンバーで議論・発表して、フィードバックを受け修正していく一連の取り組みを、大学入学直後に経験することは、将来の糧になると思います。今回授業でご一緒した学生の皆さんが、今後の大学生活や社会人生活などでご活躍されることを期待しています。」
関連リンク
本件に関するお問い合わせ
- 東京薬科大学 広報課
-
- 042-676-6711(8:45~17:00 月~金、祝日は除く)
- 問い合わせフォーム
- 〒192-0392 東京都八王子市堀之内1432-1