ニュース&トピックス 幹細胞制御学研究室の神尾尚馨研究員と横田明日美助教らの「新規単球の発見」に関する論文がJournal of Immunology誌に掲載されました

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2022.09.02

論文タイトル:A Novel CD135+ Subset of Mouse Monocytes with a Distinct Differentiation Pathway and Antigen-Presenting Properties

著者:Naoka Kamio*, Asumi Yokota*, Yuichi Tokuda, Chie Ogasawara, Masakazu Nakano, Miki Nagao, Kei Tashiro, Taira Maekawa, Nobuyuki Onai, Hideyo Hirai (*: equally contributed)

掲載誌:Journal of Immunology 2022 Aug 1;209(3):498-509.

単球は、血液中に存在する白血球の一種です。体に侵入してきた病原体を食べたり (貪食)、炎症を起こしたりなど、生体を防御する働きのみならず、がん、自己免疫疾患、動脈硬化など数多くの疾患の病態にも深く関与しています。したがって、単球が体内で産生される仕組みや多彩な機能の解明は医学上も重要な課題となっています。本研究では、従来から単球として知られる細胞集団の中に、性質の異なる亜集団が存在していることを世界ではじめて明らかにしました。単球の生体防御や疾患の病態形成における機能的意義を正確に理解する上で大きな手掛かりとなることが期待されます。

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