大学紹介 理事長・学長挨拶

理事長挨拶

Flore Pharmacia! Flore Scientia Vitae! 花咲け、薬学・生命科学

東京薬科大学の創始者である藤田正方先生は、1880年(明治13年)、近代日本の出発の時代に、国民の保健衛生の普及向上を目指し薬学基礎教育を重視した「薬舗主(現在の薬剤師)」育成のために私立東京薬舗学校を創設しました。この建学の精神は、戦時下や教育制度の改革など幾多の困難を乗り越えながら約一世紀半受け継がれて、本学は教育・研究を推進して、4万数千名の卒業生を輩出してまいりました。卒業生達は、病院や薬局の薬剤師、薬学・生命科学の教育研究、医薬品・食品・化粧品等の開発や生産技術、流通、情報サービス、保健衛生行政等、様々な領域において、日本はもとより広く世界に貢献しております。

kusu_900-1200.jpg

これからも東京薬科大学は、本学の理念「ヒューマニズムの精神に基づいて、視野の広い、心豊かな人材を育成し、薬学並びに生命科学の領域にて、人類の福祉と世界の平和に貢献する。」を具現化してまいります。そのために、教育の伝統である、

  1. 豊富な実験・研究活動を通して基礎科学をしっかり身につけた薬・生命科学の専門家の育成
  2. 医療の進展に追随できる向上心の豊かな薬剤師や技術者の育成
  3. 庶民の医療衛生を守る心豊かな人材の育成

を踏襲してまいります。
さらに創立150周年となる2030年に向けて中長期計画「TOUYAKU 150」を策定し、SDGs を踏まえた行動目標、① 法人組織の強化、② 学生ファーストの教育・研究環境の充実化、③ 地域貢献・社会貢献、④ 財務強化戦略、⑤ 国際交流を掲げて、理念達成に向けた大学運営を進めております。

本学に関心のある高校生の皆様、ともに学んでみませんか。
「人こそが、東京薬科大学の宝」。
そして、学生を大事にし、教育・研究に生き甲斐をもって輝く教育職員と事務職員が共同して邁進する大学運営を理事長として進めてまいります。
どうぞよろしくお願いいたします。

理事長 楠 文代

略歴

1971年
東京薬科大学 卒業
東京薬科大学 実験助手、その後助手、講師 、助教授を経る
1978年
理学博士取得(東北大学)
1997年
東京薬科大学 教授
2002~2011年
学校法人東京薬科大学評議員
2014年
東京薬科大学 名誉教授
2014年~
学校法人東京薬科大学評議員
2017年
学校法人東京薬科大学理事長

受賞歴

1983年
日本分析化学会 奨励賞
2011年
日本分析化学会 学会賞
2014年
電気化学会 平成26年度功績賞

など

PAGE TOP

学長挨拶

massage_catchtitle2023_900x106.jpg

東京薬科大学は、1880年、医師の藤田正方が創設した我が国初の私立薬学教育機関「東京薬舗学校」を前身とし、1949(昭和24)年に男子部と女子部を併設した新制大学、東京薬科大学となりました。1963(昭和38)年に大学院薬学研究科薬学専攻を、また1981(昭和56)年には、全国に先駆けて大学院薬学研究科医療薬学専攻を設置しましたが、この間の1976(昭和51)年、新宿区柏木にあった男子部と、台東区上野にあった女子部を八王子キャンパスに全面移転しました。さらに、1994(平成6)年には、先端の生命科学とバイオテクノロジーの研究を担う人材育成を目的とし、薬学と緊密な関係にある生命科学部を日本で最初に創設し、2学部、2大学院研究科を擁する医療系総合大学として新たなスタートを切りました。2020(令和2)年には、創立140周年を迎えています。

_0093_900x1200(2).jpg

さて、薬学部、生命科学部ともに学生ファーストの教育の実現に向け、時代に即し、将来を見据えた様々な改革を実施してきました。その成果は、2020(令和2)年の大学基準協会の認証評価において、特に基準4「教育課程・学習成果」、基準7「学生支援」で高い評価を得たことから実証されました。研究面では、2006(平成18)年入学生より薬剤師教育が6年制となり、薬学部の研究環境は大きく変化しましたが、年間の発表論文数からみて、薬学部の研究力は現在も健在と言えます。生命科学部の研究力の高さは、大学院進学者の多さと科学研究費補助金等の競争的研究資金の獲得状況から、他の追随を許さないレベルにあると言えます。また、伝統校ゆえの強みを背景に、ほとんどの学生が希望の進路に進んでいます。

今後も、薬学・医療分野、生命科学分野を牽引する大学であり続けることを第一の目標に掲げます。そして、学生の皆さんのニーズに合致した、より魅力ある教育カリキュラムを構築していくとともに、時代の最先端をいく基礎研究と、社会実装に繋がる研究を実践してまいります。

現在、約3,800人の学部学生・大学院生が、多摩丘陵の面影の残る自然豊かな八王子キャンパスで学んでいます。学生の皆さんは、伝統校の同窓生であることを誇りに思い、社会で活用できる知識・技能・態度・問題解決能力を醸成すべく、日々勉学に勤しんでいます。各自の知性と個性を大きく伸ばして欲しいと願っています。東京薬科大学には、それを実現できる教育・研究環境が整備されています。来る創立150 周年に向かい、東京薬科大学の挑戦は続きます。

学長 三巻 祥浩

経歴

1984年
東京薬科大学薬学部衛生薬学科卒業
1984年
薬剤師国家資格取得
1986年
東京薬科大学大学院薬学研究科博士課程前期課程修了
1986年
サンド薬品株式会社(現 ノバルティスファーマ株式会社)勤務
1990年
東京薬科大学大学院薬学研究科博士課程後期課程修了
1990年
薬学博士(東京薬科大学)取得
1990年
東京薬科大学助手
1994年
東京薬科大学薬学部講師
1998年
東京薬科大学薬学部助教授
2005年
東京薬科大学薬学部教授(漢方資源応用学教室)
2019年
東京薬科大学薬学部長
2021年
東京薬科大学薬学部長重任
2023年
東京薬科大学学長

受賞歴

1996年度
日本生薬学会学術奨励賞
2002年度
財団法人啓明会生命科学啓明賞
2010年度
日本生薬学会学術貢献賞

PAGE TOP