キャリア・就職支援 インターンシップ

本学では、企業や職種についての理解を深めるため、1999年度より企業の皆様にご協力いただきインターンシップを実施しています。協力いただいている企業は、製薬・化学・食品・化粧品・分析・出版・薬局などで、参加学生数は薬科大学としてはトップ。全大学でも上位にランクされております。2002年度からは単位化しています。(2016年度より条件を満たす場合、自由応募のインターンシップも単位認定を申請できるようになりました。)

インターンシップの目的

  • 業種、企業、職種の正しい理解
  • 職業意識、就業意識の亢進
  • 勉学意欲の亢進

インターンシップ概要

実施期間 夏休み(8月)の期間3日以上
説明会、事前教育会、報告会を含め30時間以上
対象 薬学部3・4・5年生、生命科学部3年生、大学院修士1年生
単位 学部生は単位取得可

インターンシップスケジュール

説明会 6月上旬~中旬
参加者決定 6月下旬~7月上旬
事前教育会 7月上旬
インターンシップ実施 夏休み期間(8月)
体験発表会・報告会 9月下旬

学内認定インターンシップ協力企業と受入学生数(平成30年度業種別)

左右にスワイプ可能です

業種 企業数(社) 学生数(人)
製薬 6 13
試薬・検査薬 1 5
化粧品 1 1
食品 1 4
検査分析 3 4
医療機器 1 1
環境 1 1
広告出版 2 3
医薬卸 2 4
CRO・SMO 2 7
保険薬局・ドラッグストア 6 52
合計 26 95

インターンシップ体験談

インターンシップは学生が在学中に自分の専攻や将来のキャリアに関連した就業体験を行う制度です。
今年度も夏休み期間に多くの企業にご協力いただいて実施されました。

インターンシップ体験記① 「安全な医療のために」

インターン先
武州製薬株式会社
体験職種
分析職
学部・学年
薬学部 5年
氏名
末木 瑠偉
出身高校
山梨県立甲府東高等学校

私は医薬品・治験薬の受託製造専門会社である武州製薬株式会社で分析職のインターンシップに参加し、製薬業界や受託製造についての講義を受けました。分析職とは主に品質管理に関わる職種であり、医薬品の溶出試験器や高速液体クロマトグラフィー等を用いた理化学試験を体験しました。武州製薬株式会社は日・米・欧のGMP認証を取得しているため多くの受託があり、建物の構造から試験手順や記録方法まですべてGMPに則っていることを知りました。そして、一つ一つ確実に記録を取ることで小さな変化に気付くことができ、事前に異常を防止することに繋がると分かりました。
今回のインターンシップで分析職は品質管理を通して安全な医療に貢献していることを知り、普段安心して使用している医薬品の品質は多くの試験や検査技術によって保たれていると身をもって感じました。今回の経験を活かし自分の能力を発揮できるフィールドがどこにあるのか探していきたいです。

インターンシップ体験記② 「正しい倫理観をもって」

インターン先
ニチバン株式会社
体験職種
職種横断型
学部・学年
生命科学部 3年
氏名
古見 芽吹樹
出身高校
長野県立上田高等学校

私は今回、ニチバン株式会社のインターンシップで、薬事、研究開発、GVP、学術、知的財産権の概要について学ぶと共に、医薬品承認申請書の書き方を体験させていただきました。
4日間のインターンシップを通し、信頼性のあるものづくりをするためには、現場を理解し、自らの経験や医療機関等との連携、また、正しいルールを遵守することが大切だと感じました。専門的な知識だけでなく、社会人として必要であるコミュニケーション能力や情報収集能力の重要性も学ぶことができました。さらに、アットホームな社風に心地良さを感じながら今回の体験ができ、ストレスフリーな環境作りも魅力的な製品を世に生み出していることに繋がっているように思いました。
日々刺激的で、学ぶことが多かった4日間でした。進路決定や将来設計をしていくためにも吸収できることは少しずつ身につけて、社会貢献できる人材になるために努力していきたいと思います。

インターンシップ体験記③ 「企業のアンカーとして」

インターン先
大正製薬グループ
体験職種
MR職
学部・学年
薬学部 5年
氏名
樗木 りか
出身高校
私立水城高等学校

今回のインターンシップに参加して、製薬会社のMRが患者さんにどのような形で貢献できるのかや、将来の自分のキャリアデザインを明確にすることができました。今や、新薬の開発成功率は「3万分の1」といわれ、新槃誕生までには長い年月と莫大な費用が必要です。そんな中、MR職は企業のアンカーとして、開発された薬を患者さんの元に届け、その売り上げは研究開発費として新たな新槃を作るための力になります。また、情報提供するだけでなく副作用などの情報収集も欠かさず行い、多方面から患者さんに貢献できる仕事であると感じました。
また、参加した学生との交流や社員の方の仕事への姿勢・取組みを学び、自分自身の理想の将来像を思い描くことが出来ました。その上で自分に足りないスキルを見つけ、スキルアップするためには今なにをするべきかを考えました。この体験を経て、自分をさらに成長させるためにも、今後の就職活動、実務実習に積極的に取り組んでいきたいです。

インターンシップ体験記④ 「研究職における協力関係の大切さ」

インターン先
オリエンタル酵母工業株式会社
体験職種
研究職
学部・学年
生命科学研究科 修士1年
氏名
古賀 亮太
出身高校
私立西武文理学園高等学校

私は3日間のインターンシップを通して、バイオ業界における研究開発職の業務や研究に触れ、製品化までの困難や研究職における人間関係の重要性を体感しました。はじめに、実際に製造が行われている工場を見学し、続く研究職実習では、製品開発に向けた基礎研究から精製業務を体験させて頂きました。
インターンシップ参加前には、企業での研究開発職と大学研究との間に大きな差はないと考えていました。しかし、研究開発の現場では、それぞれの作業は異なるチームが行っているためチーム間での協力が必要です。また、研究成果をスケールアップし工場運用するには、工場との連携が欠かせません。このように、研究成果を製品化まで円滑に進めるには多くの人との係わりが必要不可欠であり、大学研究との大きな違いだと感じました。今回得られた経験は、就職活動だけでなく今後の人生においても重要だと感じ、この貴重な経験を活かしていきたいと思います。

インターンシップ体験記⑤ 「モノ」から「人」をみられる薬剤師へ

インターン先
有限会社ブルークロス
体験職種
薬剤師職
学部・学年
薬学部 5年
氏名
溝口 一希
出身高校
北杜市立甲陵高等学校

私は今回、高知県のブルークロス薬局においてインターンシップに参加させていただきました。5日間を通して多くのことを学び、中でも特に印象的だったことがあります。それは薬剤師による「対人業務」の重要性についてです。本薬局はアメリカの薬局方式を取り入れており、ファーマシー・テクニシャンと呼ばれる調剤助手を配置することによって、薬剤師が患者との服薬指導に重点を置くことができる体制が整っていました。また今後AIなどのテクノロジー技術も進歩してくことから、改めて調剤だけではなく一人一人の患者とのコミュニケーションを大切にし、「対物」から「対人」へと視点を変化させていくことが今後の薬剤師に求められていることを学びました。今回学んだ経験や知識を生かして薬学的な視点からだけではなく、表情や話し方といった多角的な面から広い視野を持って患者を日常生活に戻すサポートをしていけるような薬剤師を目指していきたいです。

インターンシップ体験記⑥ 使う人の目線に立ったものづくり

インターン先
テルモ株式会社
体験職種
開発技術職
学部・学年
生命科学研究科 修士1年
氏名
安東 裕理佳
出身高校
私立日本大学附属第三高等学校

私は今回開発技術職としてインターンシップに参加させていただきました。その中で製品開発について独自の着眼点や開発の流れを学び、実際に開発に必要な実験を体験させていただきました。
私がインターンシップを通して強く感銘を受けた事は使う人の事を考えたものづくりと、その製品を開発から患者様にお届けするまで一連の業務に携われる事のやりがいです。そしてそこに医療機器、医薬品、再生医療に対して実績を持つテルモ株式会社だからこその発想力・技術力を加える事で他にはない、患者様や医療従事者に寄り添った製品が生まれる事を学びました。実際に働かれている社員の方とお話しをさせていただき、患者様を救いたいという強い信念、それが原動力となっている事を強く感じました。そして使う人の事を考えたものづくりは、温かな社風と地道な作業によって支えられているという事も実際の現場を体験させていただく事で知る事ができました。