羽木 順也

佐藤製薬株式会社

私立日本大学第二高等学校 出身
薬学部 医療衛生薬学科 卒業

『研究に強い東薬』が、研究者への夢を叶えてくれた。

研究を通じて学んだあきらめないことの大切さ。

現在、医薬品の承認申請に必要な安定性試験を行う部署で、主に高速液体クロマトグラフィーやガスクロマトグラフィー等の機械を使い分析業務を行っています。また、分析法を新たに開発し、信頼性や精度を保証するため「分析法バリデーション」も行っています。小学生時代から漠然と研究者にあこがれていて、歴史があり私立大学の中でも「研究に強い」という評判だった東京薬科大学に進学しました。在学中は「液体クロマトグラフィータンデム質量分析法(LC-MS / MS)による酸化ステロールの高感度定量法の開発」をテーマに研究に取り組んでいました。実験に使うLC-MS / MSという機械は、共同機器で週に1度しか使えず、しかも機器の操作に詳しい人もいなかったので、他の研究室の方に聞いたり講習会に参加するなど自分で操作法を習得しました。同期や後輩に操作を指導するようになった時は自分の成長を実感しました。また、あきらめずに取り組んでいると、先生から講習会を勧められるなど、頑張りを誰かが見てくれている環境だということが実感できました。あきらめることは自分でチャンスを手放すこと。これから東薬を目指すみなさんも、何事もあきらめずに頑張ってください。