豊福 夕花

薬学部 3年(取材当時)

神奈川県立秦野高等学校 出身

間違えを恐れず積極的に。韓国留学で学んだ“伝える”ことの意味。

世界各国から韓国・檀国大学校サマースクールへ。

私は3年生の夏休みに韓国・檀国大学校で行なわれたサマースクール(17日間)に参加しました。このサマースクールには日本、中国、アメリカなど世界各国から200人位が参加しており、ほとんどのコミュニケーションが韓国語で行われました。またルームメイトは中国人学生で、韓国語だけでなく英語などを使いながら、共同生活のためのコミュニケーションを図ることができました。現地では主に、午前中は韓国語の授業を受け、午後は韓国文化体験に参加しました。韓国文化体験はテコンドー、伝統工芸、キムチづくりなどをしました。ドミトリーでは、また、休日にはサマースクールで仲良くなった人たちとソウル市内を散策するなど、色々な体験をすることができました。

間違えを恐れず積極的に。韓国で学んだ“伝える”ことの意味。

大学に入ってから韓国語を始めたこともあり、「読み書きだけでなく、韓国語を話す機会を増やしたい」と思いサマースクールに参加しました。正直なところ、このサマースクールに参加するまでは外国語を話すことに少し抵抗がありました。しかし、サマースクールで習った韓国語を使って会話することを繰り返すことで少しずつ自信を持つことができました。友達との会話や街中での会話で完璧な韓国語ではなかったことも多々ありましたが、“伝えたい”という気持ちを強く持って話すことを心掛けました。その思いが通じたのか、相手も私の話を真剣に聞いてくれることが多くありました。たとえ文法や言い回しが完璧でなくても、間違えを恐れず積極的に話すことが大切なのだと感じました。

異国の地で、外国人の“考え方”や“人生観”に触れる。

ルームメイトの中国人やサマースクールで仲良くなったハンガリー人の友人などと一緒に過ごすことが多く、何気ない話をしていく中でそれぞれの国での習慣や文化の違いについて感じることができました。いつもポジティブな中国人や即断即決なアメリカ人など、サマースクールで接した外国人学生は皆、周りに流されず強い意識を持った人たちが多かったと思います。日本人には日本人ならではの良さはあると思いますが、日本人同士のコミュニティでは経験できないような、“考え方”や“人生観”のようなものにも触れることができとても刺激になりました。

もっと語学力を。これからもチャレンジし続けます。

サマースクールに参加したことで、韓国語の会話スキルだけでなく、積極的に外国人と話す度胸が付いたことや外国人の考え方などに触れることもできました。また、現地の人に親切にしてもらうとその国に対して好意的な感情が生まれることを体験することもできました。将来社会人として働き始めても外国人と積極的に関わりを持ち、自身の語学力とコミュニケーション能力の向上を図っていきたいと思います。