受験生向けイベント情報 【来場型】夏休み研究実習|高校生対象

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イベント概要

日時
2023年8月2日(水) 10:00 ~ 17:00
2023年8月3日(木) 10:00 ~ 16:00 
  • 2日間のプログラムとなります
場所
東京薬科大学 八王子キャンパス
アクセスはこちら
対象
高校1~3年生、2022年度既卒者
  • 教員の方の引率・見学も可
参加費
無料
開催案内

実験テーマ

1. 蛍光プローブを合成して、細胞の中で働く酵素を観察してみよう
分類
化学
実験内容
これまで有機合成によって様々な蛍光分子が開発され、一部は病気の診断に使われています。本実習では、有機合成によって簡単な蛍光プローブを合成し、それを使って細胞内で働く酵素を観察したいと思います。(また、実習を通して、高校では別の科目である「生物」と「化学」のつながりを感じてもらいたいと思います。)
2. 光る大腸菌を作る、光るタンパク質を取り出す
分類
微生物
実験内容
遺伝子組換え実験の基本を、大腸菌に緑色蛍光タンパク質(GFP)遺伝子を取り込ませて、GFPの発する蛍光で光る大腸菌を作ることで体験します。また、大腸菌の作ったGFPを大腸菌の中から取り出します。
3. ヒトゲノムを見てみよう
分類
情報科学
実験内容
私たちの体の設計図となるヒトゲノムとはどんなものなのか? 遺伝子が原因で病気になるとはどういうことなのか? コンピュータを使ってヒトゲノムを見てみましょう。興味はあるけれどコンピュータはちょっと苦手、という人も安心して参加してください。
指導教員
4. 腸で働く専門化した細胞(スペシャリスト)達を観察しよう
分類
細胞
実験内容
からだには、組織や器官を構成する様々細胞があります。腸には栄養素やイオンを吸収する上皮細胞の他に、粘液を分泌する杯(さかずき)細胞やホルモンを分泌する内分泌細胞など特別な機能を持つ細胞が存在します。本実習では抗体を用いた免疫組織化学染色法を使って、マウスの腸にある専門化した細胞(スペシャリスト)達を観察します。
指導教員
5. iPS細胞の特徴を知ろう
分類
細胞
実験内容
iPS細胞は様々な組織の元になる幹細胞で、体細胞とは異なる特徴を持っています。本実習では、複数の細胞について遺伝子発現パターンや遺伝情報への化学修飾を調べ、結果をもとに、どれがiPS細胞かを考えます。最先端の再生医療の研究を体験してみましょう。

6. 蛍光タンパク質を使って細胞小器官を観察してみよう

分類
細胞
実験内容
ヒト培養細胞に遺伝子導入を行って、緑色蛍光タンパク質(GFP)の融合タンパク質を細胞に合成させます。GFPの蛍光を利用して、タンパク質の合成や輸送を担う細胞小器官である小胞体やゴルジ体を可視化し,タンパク質が細胞内で輸送される様子を蛍光顕微鏡で観察します。
指導教員
7. 植物の光合成を色々な方法で測ってみよう
分類
植物(光合成)
実験内容
二酸化炭素と地球温暖化との関連で光合成に関係したニュースが時々、取り上げられます。光合成は光エネルギーを使って酸素を放出し二酸化炭素を吸収する反応です。その反応はさまざまな方法で測る事ができます。高校で学ぶ光合成をいろいろな視点から測定してみましょう。
8. 免疫細胞が病原体と戦う仕組みを観察してみよう
分類
生物(免疫学)
実験内容
免疫細胞は、私たちの体を様々な病原体から日々守ってくれています。好中球は、体に侵入した病原体と一番最初に戦ってくれる免疫細胞です。本実習では、好中球細胞外トラップと呼ばれる好中球が病原体と戦う仕組みを蛍光顕微鏡を用いて観察します。
指導教員
9. 骨とDNAで「青魚」を分類しよう
分類
生物(進化)
実験内容
一般に「青魚」とまとめられることが多い4大大衆魚(イワシ、サバ、アジ、サンマ)ですが、実はそれぞれ分類学的にはかなり離れた系統に属する魚種です。本実習では、これらの魚のDNA配列を用いた分子系統樹を作製し、一部の骨の形状を実際に比較することで、生物の「進化」について考えたいと思います。
10. 感染から身体を守るために頑張っている造血幹細胞を見てみよう
分類
生物(血液学)
実験内容
造血幹細胞は、毎日新しい血液細胞を骨の中で絶えず生み出しています。ひとたび感染が起こると、造血幹細胞はそれを感知して感染防御の最前線で働く白血球を素早く産生しようと頑張ります。この時、造血幹細胞が感染に対してどのように反応するのか?免疫学や血液学の研究者が用いる手法、フローサイトメトリー法を使って見てみましょう。
11. ショウジョウバエの求愛行動を観察して、脳と行動の関係を調べてみよう
分類
動物(反応と行動)
実験内容
動物は外界の刺激を受容し、脳神経系で処理することによって、適切な行動を発現します。本実習では、ショウジョウバエの求愛行動を観察し、行動とそれを司る脳神経系の関係について考えます。また、モデル生物であるショウジョウバエにおいて、遺伝学的に神経の活動を操作する手法についても学びます。
指導教員

申込み受付

  • 申込受付は、2023年6月18日(日)10:00~25日(日)17:00まで。
  • 応募者多数の場合は抽選とします。
    なお、高校3年生で研究型AO入試を受験予定の方を優先とさせていただきます。
  • 電話による受付は行いません。

個人情報の取り扱いについて

お申し込みの際にお知らせいただいた住所・氏名その他の個人情報は体験実習の際の保険加入(大学で加入)、大学からのお知らせ(イベント案内・資料の送付・メールマガジン等) や、個人を特定しない集計処理に利用いたします。また、個人情報を本人の承諾なしに、第三者(発送代行業務委託先を除く)に提供することはいたしません。

本学生命科学部 研究型AO入学試験を受験予定の方へ

本イベントは2024年度 生命科学部 総合型選抜 研究型AO(専願制)の選考対象に含まれます。
これ以外に選考の対象となるものは、科学クラブ、高校や大学教員のもとで行った研究などになります。オープンキャンパスにおける生命科学部主催「生命科学への誘い」および薬学部主催「薬学体験実習」は選考の対象となりませんのでご注意ください。

その他

  • 諸事情により変更する場合があります。開催の詳細はホームページからご確認ください。

過去の開催状況

本件に関するお問い合わせ

東京薬科大学 生命科学事務課