学科紹介 学科長から受験生へ

わかる生物学からつくる生物学へ ~生き物の力が未来を拓く~

「生き物についてもっと知りたい」、「生き物がもつユニークな能力を私たちの生活・社会に役立てたい」という学生が集まる学科です。教員は、微生物、植物、動物からヒトに至る、様々な生き物を研究しています。田んぼの微生物を利用して電気エネルギーをつくる、ミドリムシの仲間を利用してデンプンや油をつくる、微生物や酵素を利用して美味しい食品をつくる、キャンパス内の絶滅危惧植物を調べて生育のよい薬用植物をつくる、ミジンコや貝を利用して安全・安心な環境をつくる、デザインした染色体をもつヒトiPS細胞から臓器をつくる、など面白くて役立つ研究がたくさんあります。発見や発明を通して社会に貢献することの素晴らしさを体感しながら、知識や発見を応用に繋げるための思考法を身につけていきましょう。

tomizuka1-1.jpg応用生命科学科長 冨塚 一磨

充実した学習・研究環境

他の農・工学系私立大学と比べ、学生一人あたりの教員数が多いことが本学科の特徴です。国内外の学会で活躍する教員が、一人ひとりの学生を親身に指導します。学生は、1年から3年までに数多くの実習(実験)を通して研究に対する興味をふくらませ、4年になると充実した指導体制のもと卒業研究を行います。その結果、大学院に進学する学生が多いことも特徴です。また本学科では、様々な生物種を扱った多様な研究を行っており、その応用範囲は多岐にわたります。まだ興味ある分野が絞り込めていなくても、入学後の学びを通して自分にとって価値ある研究分野を見つけることができるでしょう。

社会につながる学び

学生の皆さんが、社会で活躍するための土台を築けるよう、3名の企業研究所出身者を含む多様なキャリアをもつ教授陣が、医療・食品・環境・エネルギーなど広く我々の生活に役立つ実践的な学びの機会を提供します。本学科の卒業生は、食品、環境、製薬、化学、エンジニアリングなど、様々な分野の企業に就職し、広く社会で活躍しています。先輩や卒業生から色々な話を聞き、それらを参考にしながら進路を決めることができます。