稲葉 剛

東京都公立中学校

私立春日部共栄高等学校 出身
生命科学部 卒業
生命科学研究科博士前期課程(修士)修了

科学への探究心を育み、常に生徒に寄り添う教師をめざしています。

教育実習をきっかけに教師という進路を選択。

教員という進路を本気で考えたのは、大学4年次の教育実習がきっかけです。授業や行事を通して生徒たちとふれあい、彼らのイキイキとした表情を見たときに、大きなやりがいを感じました。研究の道に進むことにも魅力は感じましたが、それ以上に、教え子の成長を見つめて得られる充実感が大切なものに思えたのです。現在は3年生の担任を受け持っています。責任も大きいですが、学校行事などをやりきった時の達成感と、それを生徒たちと分かち合える喜びは格別です。めざしているのは、常に生徒に寄り添って考えられる教師。そのスタンスだけは絶対に曲げないという信念を持って頑張っています。

生徒達に実験を通して理科のおもしろさを伝えたい。

理科主任として心がけているのは、科学への探究心を刺激するような授業。実験を積極的に取り入れ、「なぜこういう結果が出るのだろう」と考えることで、理科のおもしろさに触れてほしいと願っています。「理科が好き」という生徒の声を聞くと、教師としての喜びと手応えを感じますね。もちろん最初からすべてうまくいったわけではありません。1年目は指導力不足もあり、私自身が授業を楽しめなかった時期も。そんなとき、東薬の研究室生活を通してあきらめずにやり抜く姿勢の大切さを学んだことが役立ちました。

幅広い学びができる東薬だから将来の道もしっかり選べた。

多岐にわたる授業や多彩な研究室、取得できる資格の豊富さなど、将来に向けて様々な可能性を見いだすことができる点が、東薬の良さ。幅広い分野を見ることができたからこそ、その中から教職という道を選ぶことができました。先生方も心から応援してくれ、採用試験の勉強と研究の両立に苦労していた時期も親身に相談にのってくれました。一人ひとりに理解のある環境だったおかげで、就職活動も研究もやり遂げることができたと感じています。