鈴木 美優

武蔵野中学高等学校 理科教諭

「理科の面白さ」を伝えること。部活で実績を挙げること。これが今の私の目標です!

生物の授業で知った「免疫学」の魅力を、人に伝えたい。

高校生の時に生物の授業で触れた免疫学に興味を持ち、この魅力を人に伝えたいという想いから、教職に進むことを考えはじめました。東薬の教職課程でご指導いただく中で、「教育という人間にとって最も重要な分野で、社会に貢献できるような人材育成に携わりたい」という気持ちが大きくなり、現在、武蔵野中学高等学校で教鞭をとっています。
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理科教諭、2学年担任、ダンス部顧問の“トリプルフェイス”

現在、理科教諭、高校2年生の担任、ダンス部の顧問をしています。担任として、生徒たちと共に日々何事も楽しんで前向きに取り組もうと、一生懸命過ごしています。理科の授業はもちろんのこと、修学旅行や体育祭、文化祭などの行事の運営や、生徒たち1人1人と向き合って机に向かうだけではない学びに一緒に取り組んでいくことが主な仕事です。ダンス部では、私が東薬在学中に所属していたダンスサークルBROS!!での経験を活かし、仲間を大切にすることの大切さを、ダンスを通して伝えています。

教師は学生指導のほか関係調整やトラブルの調停役を務めることも多く、大変なことも多いです。ですがその分やりがいも多く、顧問として6年間指導してきたダンス部が今年全国大会出場を決めたり、TVで特集されたりするなど、自身の経験を生かして取り組んできたことが評価され、また生徒が学び成長する姿を間近で感じられたりと、日々生徒とともに感動を分かち合うことができます。

これからの自分の目標は、ダンス部が全国大会で優勝すること、そしてそれを本校の伝統とし継続して行くことです。

大学での生活は、生徒たちへの道しるべ

大学では、「研究」というものに携わる上で、正しい根拠を見極め、探究し、議論していく姿勢を身に付けました。そのうえで、自分の考えを表現していくための「大人として言葉を扱う能力」が得られたと思います。また、教職課程では、内田先生から「教科書の言葉を噛み砕くのが教員の仕事」ということを授業で教えていただき、教えるのではなく、学ばせるにはどうしたら良いかと日々考えて、授業準備をするようにしています。

理系を志望する生徒に指導する中ではその経験が生きていますし、授業の中で自分の大学生活、研究室での実体験を生徒に伝えることも多いです。生徒たちもその話を聞いて大学での研究生活に興味を持ってくれるように感じます。今後も多くの生徒たちを育て、将来彼らが就職した時に思い出してもらって名刺をもらえるような、そんな先生でありたいと思います。

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教員を目指す皆さんへ。先輩からのメッセージ。

 「先生」という仕事は、人を育てるという最も重要な役割を担うものです。もちろん大変なことも多いですが、とてもやりがいのある仕事です。大学に入学したら、そこで満足せずにとにかく色々なことに挑戦して、本気で過ごしてみてください。大学では色々な人との出会いのチャンスがあります。友達もそうですが、OBや、知り合いの知り合い、先生、色々な人と出会い、色々な話を聞いてほしい。全く関係ないと思っていた自身の経験が、誰かの悩みを救うこともあるでしょう。教師という仕事を目指し、未来の生徒を育てる後輩が1人でもいてくれることが嬉しいです。将来教員となったら、ともに頑張りましょう。

P1500995 900x600.jpg「私にとって、東京薬科大学は」