ニュース&トピックス 中高生対象の研究発表会『TAMAサイエンスフェスティバルinTOYAKU 2022』を開催—未来の研究者がオンラインで集う|プレスリリース

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2022.11.15

プレスリリース

東京薬科大学が中高生対象の研究発表会を開催 -- 未来の研究者がオンラインで集う

概要

東京薬科大学(東京都八王子市)は1030日に、中高生を対象とした研究発表会 『TAMAサイエンスフェスティバルinTOYAKU2022』をオンラインで開催しました。日本全国から集まった2548件の演題の中から、最優秀賞である2016年ノーベル生理学・医学賞受賞の大隅良典先生の名を冠した「大隅賞」が選ばれました。

本会では、発表者が事前に研究の発表要旨(A4一枚)と発表動画(5分間)を提出し、参加者はそれを事前に閲覧したうえで、発表会当日にオンライン会議ツール『oVice』上でディスカッションを行う形式でした。オンライン開催ということもあり、全国各地から中学生・高校生や指導教員などのべ155名が参加し、発表内容も微生物、植物、魚類、哺乳類を用いた多様なもので、ハイレベルな発表が数多く見受けられました。発表会では、本学教員による質問やアドバイスに耳を傾け、熱のこもった質疑応答や、中高生同士の意見交換で盛り上がり談笑する場面も多くあり、盛会のうちに終了しました。開催後に実施した参加者アンケートでは、「他のオンライン発表会とは違って、多くの先生方や他校の生徒と交流できた」、「自分の現状を俯瞰する良い機会になった」など、満足度の高いオンラインイベントとなったことが伺えます。

『TAMAサイエンスフェスティバルinTOYAKU』は本年で4回目の実施となりました。東京薬科大学は今後も引き続き、サイエンスを通したコミュニケーションの場を提供し、未来の研究者育成に努めてまいります。

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受賞演題

大隅賞

ペレット化した植物残渣による雑草抑制資材の開発に関する研究 (77ポイント)

岡山県立高松農業高等学校
小梶 一夏さん

優秀賞
(スタンダード部門)

マルハナバチの威嚇行動時に発する羽音が警戒情報を共有する聴覚コミュニケーションとして機能しているのか?(44 ポイント)

安田学園高等学校
山下 慶乃さん/山岡 小己呂さん

スミレ属、ミヤマスミレ節の関係に迫る!(42ポイント)

兵庫県立小野高等学校
西角 心香さん/植田 彩花さん

優秀賞最終候補※1
(スタンダード部門)

オオサンショウモの持つ不思議な形の毛(41ポイント)※1

横浜市立横浜サイエンスフロンティア高等学校
帰山 凜咲さん

ウミケムシの歩行研究(27ポイント)※1

岡山学芸館高等学校
小池 里歩さん

にかわを用いた生分解性プラスチックの合成(14ポイント)※1

神戸市立科学技術高等学校
河田 峻弥さん/河端 将大さん/山岡 あいさん

研究奨励賞
(ビギナー部門)

ペーパーディスク法によるマスクスプレーの口腔細菌におよぼす抗菌効果

山村国際高等学校
竹内 愛惺さん/伊勢 和葉さん/川口 秀翔さん

泥電池の不思議

福島市立大鳥中学校
佐々木 梨乃さん

「オオキンケイギク」の色素による草木染特定外来生物「オオキンケイギク」の駆除と有効利用に向けて

岐阜県立加茂高等学校
今井 幹太さん/高橋 絢子さん/小川 大輔さん/富田 木乃香さん/日比野 弘さん/立間 快さん

会場賞※2
(スタンダード/ビギナー部門)

ドクダミに菌の発生防止効果、虫よけ効果はあるのか。~ドクダミの可能性を世界へ~

昭和女子大学附属昭和中学校
高橋 奏実さん

イシクラゲによるトリチウム水の処理を目指して

福島県立東高等学校
遠藤 千裕さん

  • ※1
    本学生命科学部の42名の教員が1位 3ポイント、2位 2ポイント、3位 1ポイント で投票し審査を行いました。ご参考として優秀賞の最終候補にノミネートされた演題を掲載します。
  • ※2
    会場賞は、大隅賞、優秀賞、研究奨励賞に該当する演題を除き、表彰を行いました。

本件に関するお問い合わせ

東京薬科大学 総務部 広報課