ニュース&トピックス 応用生態学研究室の野口先生らの論文がNew Phytologist誌に掲載されました
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2022.12.28
論文情報
タイトル: “Temperature dependence of O2 respiration in mangrove leaves and roots: implications for seedling dispersal phenology“
Doi: https://doi.org/10.1111/nph.18513
著者: Tomomi Inoue*, Yasuaki Akaji, Shigeyuki Baba, Ko Noguchi
掲載誌: New Phytologist, Volume 237, Issue1, Pages 100-112 (2023)
https://nph.onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10.1111/nph.18513
概要:
温暖な海岸に生育するマングローブ植物には、種子が母樹で発芽・発生し胎生種子という形態で散布される種が見られます。またマングローブの種類によって散布される季節も異なります。私たちは、胎生種子が散布される季節が異なる Kandelia obovate (メヒルギ)、Bruguiera gymnorrhiza (オヒルギ)、Rhizophora stylosa (ヤエヤマヒルギ)を用いて、胎生種子の成長や呼吸特性の生育温度への応答性を比較しました。成長や呼吸特性の温度応答は、胎生種子が散布される季節の温度と関係がありました。今後、地球温暖化が進むとマングローブ植物種の胎生種子が散布される季節が変わるかもしれません。
写真の説明: マングローブ植物の森林 オヒルギの膝根(地下の根が呼吸しやすいための呼吸根の一種)や、オヒルギやメヒルギ、ヤエヤマヒルギの幼植物が見える。
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