橋本 澪佳

立川相互病院 薬剤部

東京都立南平高等学校 出身
薬学部 医療薬学科 卒業

出会う人、こと、もの。すべてが発見と勉強です。

幼いころから興味を持っていた医療の仕事へ。

母が看護師だったこともあり、幼いころから医療の仕事に興味をもっていました。高校2年生のころ、母から「あなたには、薬剤師が向いているかもね」と言われたことが、東京薬科大学の薬学部を受験するきっかけになりました。東京薬科大学を選んだのは、まず、大学が自宅から徒歩圏にあり、子どものころから親しみを感じていたこと。次に、歴史と伝統があり、社会で活躍するOB・OGを多く輩出していることが理由です。実際に就職活動や病院研修など、さまざまな場面で多くの先輩方にサポートしていただきました。

臨床医や病院と連携した共同研究ができる研究室。

私は、臨床薬理学教室という研究室に所属していました。臨床医や病院と連携した共同研究ができるので、病院志望だった私には貴重な場でしたね。患者さんとコミュニケーションをとり、筋力や血液などのデータを調べ、症状と結びつけながら、薬が体内でどのような働きをするのかを研究しました。

地元に根ざした病院で、地域の患者さんと関われる薬剤師になりたい。

将来、自分はどのような薬剤師になりたいのか?自分が出した答えは、「地元に根ざした病院で、地域の患者さんと関われる薬剤師になりたい」でした。立川相互病院は、院内の勤務にとどまらず、連携する外部の薬局との交流や研修の機会が多く、自分のやりたいことに近い職場だと確信しました。
調剤室で医師の処方に沿って、患者さん一人ひとりに合わせて薬を調剤しています。就職して約半年が経ち、ようやく一連の調剤業務を一人で任せてもらえるようになりました。今後は患者さんへの服薬指導も担当することになるので、気を引きしめて取り組みたいです。

改めて感じる「現場に決まった答えはない」

ひと言で表すと、「現場に決まった答えはない」ということ。大学時代は国家試験に向けて多くの過去問を解きましたが、わからない問題があったとしても、必ずどこかに答えが書いてありました。薬剤師になった今、私は毎日のように答えのない課題に直面しています。医師や先輩方に教えていただきながら、一つひとつ答えを見つける日々です。薬剤師の仕事は、調剤だけでなく、最新の情報を収集し、医師や患者さんにきちんと伝える役目もあります。今はまだ、一人前に業務をこなすことが第一目標ですが、将来は「この人に相談したら安心」と思われるような薬剤師をめざしています。高校生のみなさんにとって、大学選びは自分を見つめるチャンス。自分の納得する進路を見つけてください!