志村 可奈恵

東京医科大学病院 薬剤部

神奈川県 私立 日本女子大学附属中学校・高等学校 出身

実務実習や、研究室の先生のアドバイスが、私を導いてくれました

東京医科大学病院で薬剤師として、主に調剤や抗がん剤調整などの中央業務を行っております。昨年は通常の業務に加え、新型コロナウイルス感染症病棟での業務も担当しました。また、今年からは患者さんの精神的ケアを行うリエゾンチームにも参加しています。

なぜ私がこの職を選んだのか。影響が大きかったのは、大学2年次以降に開講していた病態系の科目や、大学独自の実務実習プログラムです。臨床の経験のある先生が、4年次の実務実習事前学習などで臨床現場のリアルな姿を教えてくれたこと、そして5年次に実際に自分の目で臨床のリアルな現場を見たことが、無意識に自分の進路を導いてくれたと思います。
中でも病院薬剤師の道を選んだ最も大きな要因は、研究室の先生から「就職してからも今まで培ってきた薬剤師としてのスキルを成長させられる」とアドバイスをいただいたことです。研究室の中では決して良い学生ではなかったかもしれませんが、先生方が学生一人ひとりに心を砕いてくれる、面倒見の良い信頼できる研究室・大学でした。

実際に病院薬剤師となって、大変なこともありますが、充実した日々を送っており、当時の周りの方々に感謝しています。就職して感じたのは、『薬学部6年間の学びつづけた経験は、今の自分に活きている』という実感です。日々更新される新薬情報を、私たち薬剤師は覚え続けていかねばなりません。また、リエゾンチームの一員として今年からは精神科領域の勉強も必要になってきます。大学で身に付けた「勉強をし続ける習慣」が、ここに活かされていると感じています。

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