大学紹介 第85回 薬剤師勉強会

【第85回薬剤師勉強会 終了いたしました】

演題/要旨/概要

開催日時
2022年 6月26日(日)12:30~16:00
(11:00受付開始、11:30開場)

【第1部】12:30~14:00

演題 抗リウマチ薬の薬理学

要旨:関節リウマチは、一般には関節の炎症性疾患と見なされています。しかしながら、様々な病態解析で得られた知見から、関節リウマチは単なる関節障害ではなく、全身組織に影響が及ぶ免疫性疾患と理解されるようになりました。この関節リウマチの治療で、中心的な役割を担うのは、薬物による治療です。本疾病では外来患者の比率が高く、その治療において薬剤師が患者の予後に重要な役割を担うことになります。メトトレキサートの登場は、関節リウマチの薬物治療を大きく進化させました。しかしながら、メトトレキサートで全ての関節リウマチが治癒されるわけではありません。科学技術の進歩により、近年、新たな治療薬が登場しています。分子標的薬と呼ばれる新たな治療薬には、抗体医薬およびタンパク質リン酸化酵素阻害薬があります。そこで、本講演では、関節リウマチおよびそれに関連する障害への新旧の治療薬について、作用機序を中心に解説します。

抗リウマチ薬の薬理学 スライド1.JPG

抗リウマチ薬の薬理学 スライド2.JPG

演者:分子細胞病態薬理学教室 田野中 浩一 教授

【第2部】14:20~15:50

演題 ホルモンバランスって大事なんです : 更年期障害とその周辺

要旨:本邦は急速に超高齢化社会に移行しており、2020年を境に日本女性の半数が50歳以上になりました。当然、以前と比べ更年期年齢となり不定愁訴を訴えて日常生活に支障をきたす女性が増えています。この時期には、卵巣機能が衰え、急激に卵胞ホルモン(エストロゲン)が低下します。エストロゲンは、骨量を維持する重要な働きもあり、骨密度も低下します。また、エストロゲンによる抗動脈硬化作用や脂質代謝改善作用の低下により、脂質異常症や動脈硬化などの心血管系リスクも増します。女性が生涯を通じて健康で社会的に活動することは、社会の活性化にも欠かせません。女性特有の疾患を高度に治療することは、社会のニーズとして高まっています。本勉強会では、更年期障害の背景にあるホルモンバランスのゆらぎが起こす症状、病態生理、治療について、基本的なホルモンの生理・薬理作用を含めて、講義します。健康サポート業務、かかりつけ薬剤師としての女性の健康指導、アドバイスに役立つ内容を目指します。

ホルモンバランスって大事なんです:スライド1.jpg

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演者:内分泌薬理学教室 田村 和広 教授

 

※認定単位に関する注意事項
単位(2単位)を認定できるのは、第1部・第2部ともに出席いただいた方のみとなります。どちらか一方へのご出席の方、または遅刻等の場合、単位を交付できませんので十分ご注意ください。
場所
東京薬科大学 教育3号館3401講義室
(座席総数560席)
定員

先着180名

受講料

1,000円/1日

ご入金方法(下記、①~②いずれかの方法にてお支払いください。)

  • ①【当日 受付時、現金でのお支払い】
    6月26日(日)当日受付時、現金にてお支払いください。
    お支払い確認後、領収書をお渡しいたします。

    ※注意:
    ・現金のみのお取り扱いとなります。電子マネー、クレジットカード等はご使用になれません。
    ・お釣りの無いようにご用意いただけますよう、お願い申し上げます。
  • ②【銀行振込でのお支払い】
    以下の期間にて、指定の口座にお振込みください。
    ・お振込期間:
     2022年6月13日(月)~6月24日(金)12:00まで
    ・お振込先:
     銀行名  みずほ銀行 八王子支店
     口座番号 普通 8024858
     口座名  学校法人 東京薬科大学

    ※注意:
    ・お振込みの際は、参加登録いただいたお名前にてご入金ください。
    ・お振込手数料は各自でご負担ください。
    ・銀行・ATMで発行される「ご利用明細書」「振込票」を領収書に代えさせていただきます。
    ・お振込期間は必ずお守りください。期間外でのご入金は、本学で確認できない場合があります。
    ・複数回分まとめてのご入金はご遠慮くださいますようお願い致します。

※日本薬剤師研修センター認定講習会(2単位)

タイムスケジュール

11:00~12:30
教育2号館G階ロビー

受付 身分証明書をご提示ください。

※11:00~11:30に受付を済ませた方は、3F 3303・3304講義室でお待ちください。

12:20
3401講義室

挨拶・事務連絡

12:30~14:00
3401講義室

薬剤師勉強会【第1部】
演題:抗リウマチ薬の薬理学
演者:分子細胞病態薬理学教室 田野中 浩一 教授

14:00~14:20

休憩

14:20~15:50
3401講義室

薬剤師勉強会【第2部】
演題:ホルモンバランスって大事なんです : 更年期障害とその周辺
演者:内分泌薬理学教室 田村 和広 教授

15:50~16:00

質疑応答、終了

※2022年度より、研修単位はQRコードによる各自電子管理となりました。開始前および終了後、各自QRコード読取装置により読取をお願い致します。

注意事項

  1. 当日は検温の実施、手指消毒液の設置、換気、間隔を空けての着席など、COVID-19感染拡大防止対策を徹底します。
  2. 発熱時は参加をご遠慮いただきます。また、受講される場合は必ず不織布マスクの着用をお願い致します。発熱時や体調がすぐれない場合は参加をご遠慮ください。
  3. お越しの際は、できるだけ公共交通機関をご利用ください。車でお越しの方は大学前のコインパーキング(タイムズ東京薬科大学前)をご利用ください。
  4. JR中央線「豊田駅」からのスクールバスは、休日のため運行しません。京王線「平山城址公園駅」または京王相模原線「京王堀之内駅」からの路線バスをご利用ください。 
  5. 会場受付には、正門(南門)から案内板に従いお進みください。
  6. 昼食の準備はありません。また、食堂・売店は営業しておりません。講演開始前に限り、3303・3304講義室を開放しておりますのでご利用ください。ゴミはお持ち帰りください。

①受講申し込みは、ネット申し込みのみとなります

申し込み方法は本ホームページ(インターネット)からのみとさせていただきます。なお、席に限りがありますので、キャンセルのないようお願いいたします。また、COVID-19感染拡大の状況によっては、本講演を中止する場合がございます。あらかじめご承知おきください。

②会場は、東京薬科大学 教育3号館3401講義室となります

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本件に関するお問い合わせ

東京薬科大学 学務部 教学IR研究推進課 地域連携・史料館担当