大学紹介 第90回 薬剤師勉強会

演題/要旨/概要

開催日時
2023年9月24日(日)12:30~15:50
(11:00受付開始、11:30開場)

【第1部】12:30~14:00

演題:肺癌診療ガイドラインから読み解くがんゲノム医療の変遷

要旨:令和5年3月、本邦における第4期がん対策推進基本計画が閣議決定されました。「がんゲノム医療」は引き続き重点が置かれ、全体目標ではSDGsの基本理念である「誰一人取り残さない・・・」との表現が盛り込まれました。がんゲノム情報解析技術は急速に進歩し、肺腺癌では約62%にEGFRALK等のドライバー遺伝子変異の発現が確認されています。本研修会では治療薬として多くの分子標的薬が臨床導入されている肺癌診療ガイドラインを取り上げ、GRADEシステムを正しく理解するとともに、シスプラチンが治療の主流であった2000年初頭から昨今に至るまでのがん薬物治療の変遷について、がんゲノム医療を中心に概説します。

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演者:臨床薬理学教室 鈴木 賢一 教授

【第2部】14:20~15:50

演題:分子標的薬の副作用マネジメント ~明日から活かせる知識と実践方法~

要旨:分子標的薬には抗体薬(主に注射薬)と低分子薬(主に経口薬)があり、標的とするタンパク質によって細分化されます。単独あるいは殺細胞性抗がん薬との併用で用いられ、がん薬物療法の中心的役割を果たしています。一方で、副作用による治療中断やアドヒアランス低下などの問題が生じるため、薬剤ごとの副作用プロファイルを熟知したマネジメントが求められます。例えば、ベバシズマブとレゴラフェニブには血圧上昇の副作用がありますが、発現頻度や時期、重症度、降圧薬選択の考え方が両者で異なります。また、EGFRチロシンキナーゼ阻害薬に頻発する皮膚障害では、ステロイド外用薬の使用方法が他の皮膚疾患とは異なります。本講義では、分子標的薬に焦点を当て、副作用マネジメントに必要な知識と、それらをアウトプットするためのコツを実践形式で解説します。

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 演者:公益財団法人がん研究会がん研有明病院 薬剤部 チーフ 横川 貴志 氏

※認定単位に関する注意事項
  • 単位(2単位)を認定できるのは、第1部・第2部ともに出席いただいた方のみとなります。どちらか一方へのご出席等の場合、単位を交付できませんので十分ご注意ください。
  • 薬剤師研修認定電子システム(PECS)に未登録の方(QRコードをお持ちでない方)は、研修単位を交付できませんのでご注意ください。詳しくはこちら別ウィンドウで開きます
場所
東京薬科大学 教育3号館3401講義室
(座席総数560席)
定員

先着180名

受講料

1,000円/1日

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●受講料入金方法について
 本勉強会 受講料の入金方法については、以下の1~2いずれかの方法にてお支払いください。

1.【当日 受付時、現金でのお支払い】
  ・9月24日(日)当日受付時、現金にてお支払いください。
   お支払い確認後、領収書(無記名)をお渡しいたします。
   受講料 : 1,000円

  ※注意:現金のみのお取り扱いとなります。電子マネー、クレジットカード等はご使用になれません。
      お釣りの無いようにご用意いただけますよう、お願い申し上げます。


2.【銀行振込でのお支払い】
 以下の期間にて、指定の口座にお振込みください。

 ・お振込期間:2023年9月11日(月)~9月22日(金)12:00まで
 ・お振込先 :銀行名  みずほ銀行 八王子支店  普通
        口座番号 1324686
        口座名  学校法人 東京薬科大学
 ・受講料  :1,000円

 ※注意:お振込みの際は、参加登録いただいたお名前にてご入金ください。
     お振込手数料は各自でご負担ください。
     お振込みの場合、銀行・ATMで発行される「ご利用明細書」「振込票」を領収書に代えさせていただきます。
     お振込期間は必ずお守りください。期間外でのご入金は、本学で確認できない場合があります。
     複数回分まとめてのご入金はご遠慮くださいますようお願い致します。
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※日本薬剤師研修センター認定講習会(2単位)

タイムスケジュール

11:00~12:30
教育2号館G階ロビー

受付 身分証明書をご提示ください。

※11:00~11:30に受付を済ませた方は、3F 3303講義室でお待ちください。

12:20
3401講義室

挨拶・事務連絡

12:30~14:00
3401講義室

薬剤師勉強会【第1部】
演題:肺癌診療ガイドラインから読み解くがんゲノム医療の変遷
演者:臨床薬理学教室 鈴木 賢一 教授

14:00~14:20

休憩

14:20~15:50
3401講義室

薬剤師勉強会【第2部】
演題:分子標的薬の副作用マネジメント ~明日から活かせる知識と実践方法~
演者:公益財団法人がん研究会がん研有明病院 薬剤部 チーフ 横川 貴志 氏

15:50~16:00

質疑応答、終了

※2022年度より、研修単位はQRコードによる各自電子管理となりました。開始前および終了後、各自QRコード読取装置により読取をお願い致します。

注意事項

  1. 手指消毒、換気、間隔を空けての着席など、新型コロナウイルス感染症拡大防止対策を徹底します。ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。
  2. 受講されるときは必ず不織布マスクの着用をお願いします。発熱時や体調がすぐれない場合は参加をご遠慮ください。
  3. お越しの際は、できるだけ公共交通機関をご利用ください。車でお越しの方は大学前のコインパーキング(タイムズ東京薬科大学前)をご利用ください。
  4. JR中央線「豊田駅」からのスクールバスは、休日のため運行しません。京王線「平山城址公園駅」または京王相模原線「京王堀之内駅」からの路線バスをご利用ください。
  5. 会場受付には、正門(南門)から案内板に従いお進みください。
  6. 昼食の準備はありません。また、食堂・売店は営業しておりません。講演開始前に限り、3303講義室を開放しておりますのでご利用ください。ゴミはお持ち帰りください。

①受講申し込みは、ネット申し込みのみとなります

申し込み方法は本ホームページ(インターネット)からのみとさせていただきます。なお、席に限りがありますので、キャンセルのないようお願いいたします。また、COVID-19感染拡大の状況によっては、本講演を中止する場合がございます。あらかじめご承知おきください。

②会場は、東京薬科大学 教育3号館3401講義室となります

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本件に関するお問い合わせ

東京薬科大学 学務部 教学IR研究推進課 地域連携・史料館担当