大学紹介 第91回 薬剤師勉強会

演題/要旨/概要

開催日時
2023年11月19日(日)12:30~15:50
(11:00受付開始、11:30開場)

【第1部】12:30~14:00

演題:正しく理解するがん化学療法の副作用 ~がん免疫療法を中心に~

要旨:がん化学療法では、慢性疾患の薬物治療とは異なり、治療を受けるほとんどの患者さんに副作用が発現します。軽微なものから、容姿に影響する症状、死亡に至るものまでその発現の仕方は多様化しています。昨今は、殺細胞性抗がん薬、分子標的薬に加え、がん免疫療法も治療の中心となりつつあり、その対処法はさらに複雑化しています。一方、副作用の発現は治療効果と相関する報告も散見されており、副作用発現時は、抗がん薬の中止または減量に関しては慎重に検討する必要があります。本講義ではがん免疫療法を含めた、抗がん薬の副作用関連の最新情報の紹介、および副作用発現率や発現時期等について臨床研究論文を用いて解説します。

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演者:臨床薬理学教室 鈴木 賢一 教授

【第2部】14:20~15:50

演題:病院・薬局薬剤師の連携でサポートする!!免疫チェックポイント阻害薬投与中の長期的副作用管理

要旨:免疫チェックポイント阻害薬はがん治療の新しい標準として注目を浴びており、多くの患者さんに対して顕著な治療効果を示しています。しかしながら、独特な副作用プロフィールも持っており、特に長期投与においては、薬剤師の的確な情報提供と対応が求められています。病院と薬局の薬剤師の連携が極めて重要となる中、トレーシングレポートはますます必要不可欠なものになっていきます。トレーシングレポートとは、薬局薬剤師が患者から得た服薬状況や服薬期間中の副作用を含む体調変化などの情報を、医師にフィードバックするために作成し、残薬調整や処方提案などに繋げていくためのものです。本講義では、トレーシングレポートの正しい書き方や、その活用方法を中心に、免疫チェックポイント阻害薬の長期的な副作用の特徴と管理方法について詳細に解説します。病院と薬局の薬剤師が連携し、トレーシングレポートを効果的に活用することで、患者さんの治療の質をさらに高めるための具体的なアプローチと方法を提案します。

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 演者:公益財団法人がん研究会がん研有明病院 薬剤部 チーフ 小林 一男 氏

※認定単位に関する注意事項
  • 単位(2単位)を認定できるのは、第1部・第2部ともに出席いただいた方のみとなります。どちらか一方へのご出席等の場合、単位を交付できませんので十分ご注意ください。
  • 薬剤師研修認定電子システム(PECS)に未登録の方(QRコードをお持ちでない方)は、研修単位を交付できませんのでご注意ください。詳しくはこちら別ウィンドウで開きます
場所
東京薬科大学 教育3号館3401講義室
(座席総数560席)
定員

先着180名

受講料

1,000円/1日

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●受講料入金方法について
 本勉強会 受講料の入金方法については、以下の1~2いずれかの方法にてお支払いください。

1.【当日 受付時、現金でのお支払い】
  ・11月19日(日)当日受付時、現金にてお支払いください。
   お支払い確認後、領収書(無記名)をお渡しいたします。
   受講料 : 1,000円

  ※注意:現金のみのお取り扱いとなります。電子マネー、クレジットカード等はご使用になれません。
      お釣りの無いようにご用意いただけますよう、お願い申し上げます。


2.【銀行振込でのお支払い】
 以下の期間にて、指定の口座にお振込みください。

 ・お振込期間:2023年11月6日(月)~11月17日(金)12:00まで
 ・お振込先 :銀行名  みずほ銀行 八王子支店  普通
        口座番号 1324686
        口座名  学校法人 東京薬科大学
 ・受講料  :1,000円

 ※注意:お振込みの際は、参加登録いただいたお名前にてご入金ください。
     お振込手数料は各自でご負担ください。
     お振込みの場合、銀行・ATMで発行される「ご利用明細書」「振込票」を領収書に代えさせていただきます。
     お振込期間は必ずお守りください。期間外でのご入金は、本学で確認できない場合があります。
     複数回分まとめてのご入金はご遠慮くださいますようお願い致します。
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※日本薬剤師研修センター認定講習会(2単位)

タイムスケジュール

11:00~12:30
教育2号館G階ロビー

受付 身分証明書をご提示ください。

※11:00~11:30に受付を済ませた方は、2F 3203講義室でお待ちください。

12:20
3401講義室

挨拶・事務連絡

12:30~14:00
3401講義室

薬剤師勉強会【第1部】
演題:正しく理解するがん化学療法の副作用 ~がん免疫療法を中心に~
演者:臨床薬理学教室 鈴木 賢一 教授

14:00~14:20

休憩

14:20~15:50
3401講義室

薬剤師勉強会【第2部】
演題:病院・薬局薬剤師の連携でサポートする!!免疫チェックポイント阻害薬投与中の長期的副作用管理
演者:公益財団法人がん研究会がん研有明病院 薬剤部 チーフ 小林 一男 氏

15:50~16:00

質疑応答、終了

※2022年度より、研修単位はQRコードによる各自電子管理となりました。開始前および終了後、各自QRコード読取装置により読取をお願い致します。

注意事項

  1. 手指消毒、換気、間隔を空けての着席など、新型コロナウイルス感染症拡大防止対策を徹底します。ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。
  2. 受講されるときは必ず不織布マスクの着用をお願いします。発熱時や体調がすぐれない場合は参加をご遠慮ください。
  3. お越しの際は、できるだけ公共交通機関をご利用ください。車でお越しの方は大学前のコインパーキング(タイムズ東京薬科大学前)をご利用ください。
  4. JR中央線「豊田駅」からのスクールバスは、休日のため運行しません。京王線「平山城址公園駅」または京王相模原線「京王堀之内駅」からの路線バスをご利用ください。
  5. 会場受付には、正門(南門)から案内板に従いお進みください。
  6. 昼食の準備はありません。また、食堂・売店は営業しておりません。講演開始前に限り、3303講義室を開放しておりますのでご利用ください。ゴミはお持ち帰りください。

①受講申し込みは、ネット申し込みのみとなります

申し込み方法は本ホームページ(インターネット)からのみとさせていただきます。なお、席に限りがありますので、キャンセルのないようお願いいたします。また、COVID-19感染拡大の状況によっては、本講演を中止する場合がございます。あらかじめご承知おきください。

②会場は、東京薬科大学 教育3号館3401講義室となります

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本件に関するお問い合わせ

東京薬科大学 学務部 教学IR研究推進課 地域連携・史料館担当