大学紹介 第97回 薬剤師勉強会

演題/要旨/概要

開催日時
2025年9月13日(土)15:30~18:40
(14:30 開場、受付開始)

【第1部】15:30~17:00

演題:高齢がん患者の薬物療法に必要な3つの視点

要旨:

高齢がん患者に対する薬物療法は、生理機能の変化、併存疾患、社会的背景の違いといった要因により、若年者とは異なる複雑な課題を抱えています。加えて、殺細胞性抗がん薬や分子標的薬のみならず、免疫チェックポイント阻害薬の登場により、薬学的な管理はより一層高度化しています。本講義では、①高齢がん患者が抱える特有の問題点、②老年腫瘍学にもとづく患者の機能評価、③治療方針の決定における意思決定プロセスの支援、という3つの視点から、高齢者がん医療における課題を整理します。そして、薬剤師が果たす役割について、最新のエビデンスと実践例を交えながら考察し、より良い医療を提供するためのアプローチを検討します。

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演者:東京薬科大学 薬学部 薬学実務実習教育センター 市村 丈典 先生

【第2部】17:10~18:40

演題:高齢者の薬物治療と医療経済 ~抗がん薬治療の視点から~

要旨:

わが国は超高齢社会です。社会保障費は財政を圧排しており、年々、増加傾向にあります。
死亡原因第1位である“がん”の薬物療法は、医療経済に大きく影響するも、高齢者への個別化やアドバンス・ケア・プランニングを尊重した「共有意思決定」の確立ならびに患者自宅時におけるセルフメディケーションの支援が後手になっていると考えます。
医療DX推進、規制緩和といった社会変遷の中で、薬剤師はどのような“対人業務”に職責を果たしたら良いのか、「高齢者」「医療経済」の題材から紐解きたいと考えます。

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演者:がん研有明病院 副薬剤部長 清水 久範 先生

※認定単位に関する注意事項
  • 単位(2単位)を認定できるのは、第1部・第2部ともに出席いただいた方のみとなります。どちらか一方へのご出席の場合でも、単位を交付できませんので十分ご注意ください。
  • 薬剤師研修認定電子システム(PECS)に未登録の方(QRコードをお持ちでない方)は、研修単位を交付できませんのでご注意ください。詳しくはこちら別ウィンドウで開きます
場所
東京薬科大学附属薬局 2階 202セミナー室
(東京都八王子市大谷町178-11)
※今回は、会場が学外となりますのでお間違いのないようご注意くださいますようお願い申し上げます。
定員

先着80名

受講料

1,000円/1日

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●受講料入金方法について
【当日 受付時、現金でのお支払い】のみとなります。
2025年9月13日(土)当日受付時、現金にてお支払いください。
お支払い確認後、領収書(無記名)をお渡しいたします。
 受講料 : 1,000円

※注意:現金のみのお取り扱いとなります。電子マネー、クレジットカード等はご使用になれません。
お釣りの無いようにお願い申し上げます。

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※日本薬剤師研修センター認定講習会(2単位)

タイムスケジュール

14:30~15:30
2階 会場前通路

【受付】 身分証明書・QRコードをご提示ください。

15:25
202セミナー室
事務連絡
15:30~17:00
202セミナー室

薬剤師勉強会【第1部】
演題:高齢がん患者の薬物療法に必要な3つの視点
演者:東京薬科大学 薬学部 薬学実務実習教育センター 市村 丈典 先生

17:00~17:10

休憩

17:10~18:40
202セミナー室

薬剤師勉強会【第2部】
演題:高齢者の薬物治療と医療経済~抗がん薬治療の視点から~
演者:がん研有明病院 副薬剤部長 清水 久範 先生

18:40

終了

  • 研修単位はQRコードによる電子管理となりました。
  • 開始前および終了後、各自QRコード読取装置により読取をお願い致します。

注意事項

  • 研修単位を取得される方は、開始前および終了後、各自QRコード読取装置により読み取りを忘れずに行ってください。
  • 受講されるときは必ず不織布マスクの着用をお願いします。
  • 発熱時や体調がすぐれない場合は参加をご遠慮ください。
  • お越しの際は、できる限り公共交通機関をご利用ください。
    車でお越しの方は近隣のコインパーキングをご利用ください。
    会場併設の駐車場はご利用になれません。
  • 会場建物には東京薬科大学と扉上部に記載がある箇所からお入りください。
    「附属薬局」と記載がある扉からは、会場へ進めません。

①受講申し込みは、ネット申し込みのみとなります

申し込み方法は本ホームページ(インターネット)からのみとさせていただきます。なお、席に限りがありますので、キャンセルのないようお願いいたします。

②会場

東京薬科大学附属薬局 202セミナー室
(八王子市大谷町178-11)

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本件に関するお問い合わせ

東京薬科大学 学務部 教学IR研究推進課 地域連携・史料館担当