イベント情報 【東京薬科大学創薬エコシステム】第2回シンポジウム開催

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【東京薬科大学創薬エコシステム】第2回シンポジウム
- 創薬研究を加速する新しいツールと未来展望 -

下記の要領にて、標記のシンポジウムを開催致します。
東京薬科大学創薬エコシステムへ入会頂いた企業の方のみが参加いただけます。会員企業の皆様は、別途ご案内いたします参加フォームよりお申込み下さい。
なお、情報交換会の時間を利用して、演者との個別相談の時間を取りたいと考えています。個別相談を希望する方は、参加申し込みフォーム内の解答欄より併せてお申込み下さい。申し込みいただいた方には追って詳細御連絡致します(ただし、事情により御希望に叶わない場合もございますので、予め御了承ください)。
※未入会企業の皆様には、是非、本コンソーシアムへの入会を御検討頂きます様、お願い申し上げます。

オーガナイザー 降幡 知巳 
代表世話人 石原 比呂之

開催日

2024年2月29日(木)

会場

日本橋ライフサイエンスビル  

  • シンポジウム:201会議室(2階) 
  • 情報交換会: コミュニケーションラウンジ(10階)

【プログラムと演題(予定)】

14:00~     受付開始
14:30~14:40

開会の辞

14:40~15:10
講演1 (発表25分+質疑5分)
「生体模倣ヒト血液脳関門モデル:その開発と脳疾患治療薬開発への実装に向けた現状と展望」
 降幡 知巳(東京薬科大学・薬学部・個別化薬物治療学教室)
【概要】
これまでに我々は生体模倣システムを組み込んだ2種類のヒト血液脳関門モデルの開発を進めてきた。本発表では、これらモデル開発の現状を紹介するとともに、脳に届く薬物の同定および薬物脳送達キャリアの開発へどのように活用していくか、みなさんと意見交換をおこないたい。
15:10~15:40
講演2 (発表25分+質疑5分)
「薬物相互作用の連続的評価を可能とする内因性コルチゾールを用いたCYP3A活性の評価法」
 柴﨑 浩美(東京薬科大学・薬学部・個別化薬物治療学教室)
【概要】
コルチゾールはCYP3Aにより6β-ヒドロキシコルチゾール (6β-OHF) へと代謝される。我々は、血中6β-OHF/コルチゾール濃度比を指標としたCYP3A活性評価法を開発した。本法はプローブ薬物を投与することなく、CYP3A活性をリアルタイムにかつ連続的に評価可能である。医薬品開発における、開発薬品によるCYP3A活性の誘導・阻害作用の経時的評価への本法の活用を提案したい。
15:40~16:00

休憩

16:00~16:30
講演3 (発表25分+質疑5分)
「自由水のない環境を場とする水和イオン液体の可能性」
 藤田 恭子(東京薬科大学・薬学部・病態生理学教室)
【概要】
イオン液体は構造選択により溶媒特性をチューニング可能である。イオン液体にわずかな水分子を添加した「水和イオン液体」を用いて報告してきた生体分子の保存や、凝集体の溶解・リフォールディングなど、創薬研究にもつながる場としての可能性について紹介したい。
16:30~17:00
講演4 (発表25分+質疑5分)
「低・中分子薬物の経粘膜吸収過程における粘液層構成タンパク質の重要性」
 岸本 久直(東京薬科大学・薬学部・薬物動態制御学教室)
【概要】
粘液層の主成分の一つであるムチン(mucin)と薬物との相互作用の可能性を見出し、薬物吸収制御因子としての重要性を明らかにした。粘液/mucinの薬物動態的役割について概説し、最新の研究動向・医薬品開発への応用について解説する。
17:00~17:20
2023年度活動報告および2024年度活動予定
17:30~19:30

情報交換会

 

本件に関するお問い合わせ

東京薬科大学 教学IR研究推進課