福池 深月

JRAシステムサービス株式会社 システム開発部

私立八王子学園八王子高等学校 出身
生命医科学科 言語科学研究室 卒業
生命科学研究科博士前期課程(修士) 修了

IT技術で競馬界を支える。

システムエンジニアとして競馬界を支えていることに誇りを感じています。

私はユーザー様の勤怠情報や会計情報システムの開発を行っています。システムの開発では、ユーザー様から「もっと便利な機能を追加してほしい」「操作を改善してほしい」などシステムに対する要望を受け、その要望を叶えるために必要となる費用、人員、開発スケジュール等を計画し、その計画に沿って作業を行っていきます。ユーザー様のご要望を詳細に聞いたり、その要望を実現できるか協力会社のシステムエンジニアの方々と相談をしたり、開発全体を管理し作業を問題なく進める事が私の仕事です。この仕事の魅力は、システムというサービスを提供することで競馬事業を支えていくことです。直接的に競馬開催に携わっているわけではありませんが、競馬ファンの皆さまやユーザー様が心地よくシステムを使っていただく、という観点から競馬界を支えていることに誇りを感じています。

IT技術で社会を支えたい。そんな思いからシステムエンジニアへ。

私がIT系のシステムエンジニアを選んだきっかけは、新聞やニュースなどで情報技術に関する話題を目にする機会が多くなっていたことです。携帯電話はもちろん、パソコンや家電製品にまで、今や私たちの生活の様々な場面で、多種多様なIT技術が使われています。そんなIT社会の中で、生活に流れ込んでくる技術の恩恵を受けるだけではなく、私自身がIT技術を使い社会を支える側に立ってみたいと思い弊社を志望しました。

東薬で培った「多面的に考察する力」は現在のコミュニケーション能力に活かされています。

大学院での研究で身に付けた「当たり前のことをあらゆる側面から考察する力」は、現在のシステムエンジニアとしてのコミュニケーション能力に活かされていると感じます。私は、大学院において科学論文における主語“We”の使われ方に関する修士論文を制作しました。当たり前に使われている主語“We”を多面的に分析することを主に行いました。現在の仕事ではユーザー様や関係者と接する機会が多く、短時間で意思疎通を行なわなければなりません。相手の要望や課題を理解し、自身の考えを誤解なく伝えるために、些細なことであっても多面的に考えることを心掛け、常に“正確な意思疎通”を追求しています。

自由気ままな学生生活。今となっては良い思い出です。

大学では生命科学分野の専門科目を勉強していましたが、他の学術分野にも興味をもったこともあり、大学院では言語科学分野を専攻していました。部活動はモダンJAZZ研究部に所属し、ドラムを演奏していました。放課後になると部室へ赴き、ドラムの練習をする日々を過ごしていました。大学院では、学部学生や大学の職員さんとToyakuEnglishという英会話サークルの設立に携わったりもしました。取り組みたいことがあれば積極的に取り組む、という自由気ままな学生時代を過ごしていたと思います。今となってはとても良い思い出です。

常に成長を。これからもたくさんのことにトライしたい。

仕事においても私生活においても、常に成長し続けることが私の目標です。今の仕事のスキルを上げていくために情報系の資格を積極的に取ることはもちろん、システムの開発・運用・保守など様々な仕事を経験していきたいと考えています。私生活においては趣味や勉強(教養を身につける)等、やりたい事がたくさんあるため、まずはできることから少しずつ取り組んで、トライする日々を送りたいです。

高校生の皆さんへ。東薬は最高の環境、だからすべては自分次第。

東京薬科大学には、薬学部・生命科学部ともに専門的な知識や技術を身につける環境が整っています。あとは自分がどのように学んでいくかで、将来進む道の幅をドンドン広げていくことができると、私は思います。自分が興味のあることなら、どんなことでもトコトン勉強してみてください。学問知識を深めるだけではなく、色んな人と交流をしたり、趣味に没頭したり、ぜひ様々な体験を東京薬科大学でしてください。