郷 光葵

生命科学部 生命医科学科 1年(取材当時)

新潟県立新潟高等学校 出身

英語力を試したい。大学1年生で挑む海外留学。

自身の英語力を試したい。大学1年の大きな決断。

東京薬科大学の海外研修プログラムに参加し、アメリカ・カリフォルニア大学アーバイン校(UCI)へ17日間短期留学をしました。私がこのプログラムに参加した最大の理由は、自分の英語力を現地で試してみたいと思ったからです。今まで学んできた英語がどれほど現地で通用するのか、そして日本では出会えない人達とコミュニケーションを求め参加することを決めました。
サイトビジットはUCI Medical center、UCI 植物園、日立研究所、博士の方々の講義などがありました。アメリカの医療現場や研究体制、生命科学の新しい見解などを目の当たりにしました。どれもとても刺激的な体験でした。休日にはディズニーランドやユニバーサルスタジオ、観光やショッピングに出かけました。買い物中の店員さんとの会話やちょっとした道案内、写真をお願いする時の会話などなど、ネイティブの日常英語を学ぶ良い機会がたくさんありました。

ホストファミリーとの会話一つ一つが大切な経験に

私たち約4人に1人、UCIの学生がカンバセイションパートナーとして就いてくれます。私のカンバセイションパートナーは大学を案内してくれたり、カードゲームやボーリングをしたりして楽しく充実した時間を過ごすことができました。また、ホストファミリーの方と交流を深めることも毎日の楽しみでした。仕事でお忙しい中私たちとの時間を作ってくださる、とてもやさしいご家族でした。世間話をしたり、一緒に料理をしたりして、たくさん会話をしました。アメリカの暮らしや文化などについて詳しく教えてもらいました。ホストファミリーの方とはアメリカに行く前から連絡を取り合い、留学が終わった今でもLINEをしています。

「伝わらない、聞き取れない」その悔しさを胸に。

たくさん英語を使っていく中で、「こう伝えたいけど伝わらない」、相手の言っていることが聞き取れないという場面に何度か遭遇しました。非常にもどかしく、悔しかったです。
単語や表現方法の引き出しの数を増やすことを課題として日本に持ち帰り、今現地でとったメモをもとに勉強しています。

世界の価値観。そして世界から見た”日本”。

滞在したアーバインは世界中からの移民の方がたくさんいらっしゃる地域です。話す英語もそれぞれ雰囲気が違いますし、もちろん見た目や文化、価値観も違います。
人種や出身地に関係なく、いろんな人が自分のやりたいことを全うする社会はとても自由できらきらして見えました。
海外から見た日本を知ることもできました。
ある日の夕食でホストマザーが私に質問しました。
「今アメリカのニュースでは、『2020年東京オリンピックがあるが、日本に行くことは原発からの放射線の影響があるから危ないのでは』と盛んに報道されている。あなたはどう思う?」
私はこの問いに驚きました。普段日本に住んでいて放射線の影響について深く考えたことがなかったからです。この質問に対して私は、自分なりに答えを出しましたが頼りない説明になってしまいました。その夕食を終えた後、日本の報道やオリンピック実行委員会の活動などを調べ、それらについてルームメイトと話し合いました。放射線のことに限らず、世界から見た”日本”について考える必要性を感じました。

I have a dream.

That’s to be a cell cancer researcher who can create new ways to treat patients.
I want to work at a medical center abroad and discuss with many foreign researchers and patients in English.
“If we want to do, we can do anything.”
I spent good time with people who have this thought in USA. I found this thought is most important to have vivid life. I’ll always keep this thought in mind for my future. I’d like to appreciate all the people who I met in USA. I’ll always try anything forever, to make my dream comes true.