勝間 蒼衣

生命科学部 分子生命科学科 3年(取材当時)

東京都立新宿高等学校 出身

オンライン海外研修で自信が持てた。グローバルキャリアプログラムで新しい自分を見つける|私の学修成果

学修成果

  • Speaking&Listening
  • 異文化コミュニケーション力
  • 海外大学の授業を体験
  • 積極性

初めてのオンライン海外研修プログラムへ

生命科学部にはグローバルキャリアプログラムの一つである「English and Life Science in the USA」という単位認定科目を開講し、例年、本学学生が渡米しカリフォルニア大学アーバイン校(以下、UCI)での海外研修に臨んでいます。今年はコロナ禍ということもあり、代替プログラムとして、オンライン海外特別研修プログラムに参加しました。この海外研修は10日間にわたり、主に4つのプログラムから構成されています。1つ目は東薬生だけのEnglish Class。このクラスでは発音やSyllables、Stress、Listening、Reduction words、Slangなどについて学習し、Special presentationに向けた語彙の学習や関連したテーマについても学習しました。2つ目はConversation Partner meeting。UCIの大学生とグループトークを行いました。それぞれが自己紹介を行い、自国の文化やオススメの食べ物や観光スポット、将来の夢などについて会話しました。3つ目はSpecial presentation。UCI medical centerの紹介、UCI arboretumにおける環境保全への取り組み、現地の会社である昭和電工マテリアルズの紹介とキャリアについての講義を受講しました。更に、肥満物質とエピジェネティクスについて、Tai-chiがどのような影響を健康にもたらすか、などについて専門的な講義を受講しました。4つ目はSpeaking & Listening classに参加しました。これは予め目標となるコミュニケーションスキルを、トピックトークを通じて身に着けていくクラスです。このクラスには、日本の他大学に通う学生や中国の大学生 も参加していました。「このクラスで何を学びたいか?」 や「宇宙人はいるか?」など即興で与えられたテーマ について自分の意見を発表しました。

  • 今年度のオンライン海外特別研修プログラムは単位認定されない代替プログラム。

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オンラインでも辞書に頼らず、自分の英語力で。他国の学生から刺激も

プログラムの序盤は緊張して、質問を積極的にすることができませんでした。ただ少しずつ慣れていくうちに遠慮せず質問するようにして、分からないことをそのままにしないようにしました。Conversation Partner meetingでは質問を考えているうちに次のtopicに移ってしまい、1つのtopicに関して内容を深めることが難しいことがありました。そこで聞きたい内容について下調べを行い、共に参加する後輩学生を自分がリードしていけるようにしました。また、Speakingの際にはなるべく辞書を使わないようにし、会話を途切れさせないことを意識しました。Special meetingでは講義内容が事前にある程度分かっていたので下調べを行い、「腸内細菌とウィルスがどのように肥満物質に関わっているか?」などの質問も考えて 望みました。専門用語も多く、講義内容を全て理解することは難しかったですが、Zoomの録画機能および文字起こし機能を活用し講義内容の理解に努めました。Speaking & Listening classでは、中国の学生が1つのテーマ に対し自分の考えを詳しく自信を持って話していて、その英語力に圧倒されるとともに自分もこの学生に負けないくらいSpeakingできるようになりたいと思いました。

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この自信を新しい挑戦に繋げたい

このオンライン海外研修を通じて最も実感したことは、積極的であると得られるものが大きいということです。English classではとにかく多くの質問をすることを心掛けました。先生からは「Nice question!」とレスポンスを受けることがあり、その積み重ねで少しずつ自信が生まれました。また、Conversation Partner meetingではとにかく自身の英語力をぶつけようと思い、細かなミスを気にせずどんどん話すようにしました。それによって、相手も質問の答え+αで話してくれ、英語でも言葉のキャッチボールをうまく行うことができました。コロナ禍で渡航はできませんでしたが、カリフォルニアの様子などをたくさん話してくれたり、とても楽しく交流ができました。私はもともと質問や積極的に行動することが苦手でした。しかし、今回のオンライン海外研修を経験したことで、何事にももっと積極的になろうと決心しました。最近では授業後に必ず質問したり、特別演習(低学年次の研究室配属)制度を利用し研究室での研究活動にも取り組み始めました。また、科学の面白さを伝える学生サイエンスコミュニケーターに参加し出前授業や科学コラムの作成を行っています。オンライン海外研修によって積極的な姿勢を身に着け、それによって日々達成感を感じています。

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グローバルキャリアプログラム|生命科学部
科学に地球規模と多様性の視点を加える
グローバル化が進み、国内外を問わずに活躍する人が育つことが望まれます。そのために必要なことは、語学力だけでなく文化の多様性やそれぞれの地域の特質を理解しておくことです。このプログラムでは、地球規模で広い視野をと多様性に対応することのできる素養を育てます。
目指す学修成果
異文化コミュニケーション力/多様な社会への適応力/コラボレーション力/イノベーションを起こす創造力
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グローバルキャリアプログラム