作野 あゆみ

生命科学部 生命医科学科 2年(取材当時)

私立桐蔭学園高等学校 出身

勇気を振り絞った海外インターン。世界に挑む6週間。

海外インターンに挑む。私の6週間にわたる挑戦が、いま始まる。

私は、夏休みにアメリカで6週間の海外インターンシップに参加しました。モンタナ州にあるグレーシャーナショナルパークという国立公園の中にあるグローサリー(日本でいうスーパーマーケット)で、接客をはじめレジ打ちや品出しなどを行いました。もともと私は大学でToyakuEnglishという英会話サークルに所属していて、「学生の間に留学でも旅行でもいいから海外に行ってみたい」と思っていました。インターネットで海外インターンシップの募集を見て、「せっかくなら海外インターンに挑戦してみよう」と思い、両親を説得して応募しました。アメリカ人のマネージャーとの面接(英語)などを経て、採用して頂くことができました。

「もういいわ。」何度も味わった悔しい思い。

この海外インターンシップでは、世界各国の方々が参加しており、私は中国人の学生と同じドミトリーで過ごしました。仕事でもドミトリーでもすべて英語での環境に不安がありましたが、それ以上にエキサイトもしていました。グローサリーでの仕事では、お客さんの質問を瞬時に理解することが大変でした。時には商品の場所を尋ねられすぐに答えることができず、「もういいわ」と言われたことも…。英語の商品名を覚えたり、英語の値札を見ながら品出したり、マネージャーへの報告・連絡・相談もすべて英語で正確に、かつスピーディーに行なう必要がありとても苦労しました。お客さんの質問に答えられないことで、何度も何度も悔しい思いをしました。

“国境を越える”そのバイタリティーと行動力。負けたくない。

ただ、6週間という期間で、国籍や過ごしてきた文化も全く違う他の外国人と共に生活したこともまた貴重な経験でした。彼らのコミュニケーション能力と行動力はいつも素晴らしく、最初は圧倒されてしまいました。ただ、私は「帰国する時に後悔だけはしたくない」と思い、勇気を出してたくさんの外国人に話しかけることを心掛けました。拙い英語ながらも積極的にコミュニケーションを取ることで、次第に信頼関係を築くことができ大きな達成感を感じました。

勇気を振り絞って挑戦した海外インターン。アメリカで働いた“達成感”と“自信”。

私自身にとって、この海外インターンシップはこれからの学生生活にとって大きな“自信”になったと思います。日本国内で道に迷っている外国人に話しかけることすらもできなかった私が、勇気を振り絞り、アメリカで働くという決断をしました。アメリカに来て思ったことは、日本を飛び出すことで大きな経験ができ、勇気を持って何かに取り組むことが自分自身にとってかけがえのない自信となることです。ListeningとSpeakingは何度も何度もトライしたので、かなり上達した実感もありました。ただそれ以上に、この”達成感”や“自信”が海外インターンシップで得られた私にとっての最大の経験値でした。

高校生の皆さんへ。新しい世界にチャレンジしよう。

新しい世界にチャレンジすることは本当に不安の連続だし、多くの困難や壁が立ちはだかります。ただ、勇気を振り絞ってその壁に挑むことは、想像以上の成長に繋がることを肌で体験しました。英会話でも研究でも勇気を持って新しいことにチャレンジする、そんなアグレッシブな大学生活を過ごしてみませんか?