ニュース&トピックス 八王子市内における高齢者の新型コロナワクチン接種会場に災害対策医薬品供給車両(モバイルファーマシー)出動|プレスリリース

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2021.05.31

学校法人東京薬科大学(所在地:東京都八王子市、以下「東京薬科大学」)は、5月9日(日)から開始された八王子市内の高齢者の新型コロナウイルスワクチン接種で、会場となる八王子市立第三小学校に災害対策医薬品供給車両(以下、「モバイルファーマシー」)を出動させました。

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経緯
東京薬科大学では、2019年10月21日に八王子薬剤師会・八王子市と「災害対策医薬品供給車両(モバイルファーマシー)の運用等に関する連携協定」を締結しました。
実施実績
5月9日(日)、5月16日(日)、5月23日(日)・・・八王子市立第三小学校
5月30日(日)・・・八王子市立第七小学校
今後の出動予定
6月6日(日)・・・八王子市立第三小学校
6月13日(日)・・・八王子市立第五中学校
具体的な対応
八王子薬剤師会から派遣された薬剤師が、新型コロナウイルスワクチン調製(解凍、希釈、分注)を実施する際に、作業の効率や環境を考慮し、簡易クリーンブースを備えたモバイルファーマシー内でその作業を実施しています。
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三巻祥浩薬学部長 のコメント
「モバイルファーマシーは本来、大規模な自然災害の際に出動される車両ですが、今回の災害レベルの新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、高齢者のワクチン接種会場である地元の小学校に赴くことになりました。ワクチン接種会場にモバイルファーマシーが出動することは全国で初めてのケースではないかと思います。通常行われているワクチンの解凍・希釈・分注作業は、会場設営が完了後から開始しなければならなかったところ、モバイルファーマシーを導入することによって、会場設営前から当該作業ができる等の利点が評価されました。このことにより、作業環境の改善も含めて、より効率的にワクチン調製(解凍、希釈、分注)が実施されることと期待しています。」
なお、本学の実務家教員(薬剤師)は、一連のワクチン調製作業(解凍、希釈、分注)はもちろんのこと、同調製作業の未経験者に対する指導や分注作業後の注射筒の鑑査業務等にも従事しています。

取材に関するお問い合わせ

東京薬科大学 総務部 広報課