ニュース&トピックス 薬学部の堀祐輔教授が講師を務める『ひの市民大学』のセミナーが本学にて開催されました

11月11日（土）に『令和5年度 ひの市民大学 大学連携コース』が本学で開催され、「子どもたちのための薬剤師セミナー」をテーマに薬学部の堀祐輔教授、大石咲子講師が講演、実習を行いました。
セミナーの対象者は小学1年生から中学3年生までと幅広く、「低学年組」と「高学年組」の2組編成で薬剤師の主な仕事を、体験実習を通して勉強しました。
はじめに、教育5号館の実習室で人体シミュレータを見学し、その精巧さや価格に驚き、その後、調剤室や薬局カウンターで薬剤師業務の説明を受けました。実習が行われた散剤室では、最初の手洗いに続き、薬の正しい飲み方について、シロップ剤とお茶を混ぜた時の変化を確認することで、お薬を水で飲む理由を理解しました。続く実習では、錠剤に見立てたマーブルチョコレートを処方箋に従い用意し、自動分包機で分包しました。完成した分包品を保護者の方に監査してもらい、調剤業務の一部を体験しました。最後に、モバイルファーマシーを見学し、東京都内に1台しかないことや、日常での活用法、車内装備の説明を受け、その機動性の高さと共に、災害時の重要性について理解しました。
参加された小中学生、同行された保護者の方々は、この講座を通して「薬剤師の仕事」について理解を深めました。