伊佐 龍馬

生命科学部 分子生命科学科 1年(取材当時)

東京都立翔陽高等学校 出身

データサイエンスで日本の医療を救いたい|私の学修成果

学修成果

  • Pythonを使用したプログラミングの基礎
  • アルゴリズムへの理解や論理的思考力
  • ターミナルによるコマンド操作
  • コンピュータの活用法やデータ分析、情報活用能力

Pythonを使ったプログラミングに挑戦

私はデータサイエンスプログラムのコア科目「情報科学Ⅱ」を履修し、プログラミングの基礎や、コンピューターサイエンスを生命科学分野に役立てる技術や知見を学んでいます。私たち学生は毎回自分のノートパソコンを授業に持参し、主に「Python」と呼ばれるプログラミング言語を用いたプログラミングに取り組んでいます。私たちが普段使い慣れているマウスではなく、特別なコマンドを打ち込みコードを構築しコンピュータを操作させます。それを何度も繰り返し、発展させていくことでプログラミングスキルを身に着けていきます。プログラミングと聞くと敷居の高いものだと思われがちですが、教授やTeaching Assistant(大学院生)の方々が丁寧にサポートをしてくれるので、あまり心配なく授業に臨めます。

20211013isa-2.jpg

トライ&エラーを繰り返して理解を深める

この「情報科学Ⅱ」では、コンピュータが処理した結果の途中式を考えることが大変です。Enterキーを押した後の返答はどのような処理が行われているのか、友達と同じ結果が画面上に映し出されていてもコマンドの処理工程が全く違うかもしれない。このような結果ではなく処理に至った思考回路の理解に苦労しました。しかし、他人のソースコードを模写するなどしてアルゴリズムを理解することで対処しています。何度も繰り返し作業したり、理解するのが難しいものもありますが、論理的思考力や情報活用能力を身に着けるためにコツコツと努力を積み重ねています。

20211013isa-3.jpg

データサイエンスで日本の医療を高品質・低コストに

将来は、ビックデータや機械学習などのITの力で医療業界に貢献したいです。誰でも低コストで高品質な医療を受けられるような社会を目指し、医療IT分野で活躍出来たら……と考えています。生活習慣病の増加や後期高齢者の増加、それに伴う医療従事者の労働不足と医療費増大は我が日本国の課題です。医療についても治療を中心とした医療から予防、早期発見へ移行しています。将来の医療現場でビックデータを活用することができれば、医療従事者に治療について最適な提案ができ、それによって負担軽減に繋がります。また国民の個別のデータを収集、解析することで病気の早期発見などにも繋がります。まずは学生時代にデータサイエンスをしっかり学び、自身のスキルや経験を積み重ねていきたいです。そして将来、混濁の乱世と化すであろう日本の医療をEnterキーで救ってみたいです。

20211013isa-4.jpg

データサイエンスプログラム|生命科学部
ビッグデータを創造の力にする
ITインフラの整備、機械学習やAI技術の進展に伴い、データを扱える人材が求められています。このプログラムでは、「応用基礎」レベルの知識・技術を習得するとともに、生命科学に特化したゲノムメタゲノム情報の利用や医療ビッグデータを活用できる人材の養成を目指します。
目指す学修成果
情報収集・分析力/数理能力・IT力/論理的思考力/課題発見・解決力
/lifescience/images/data-900.jpg

データサイエンスプログラム