ニュース&トピックス BUTTOBE 2023 Boot Camp2 ピッチプレゼンを開催しました

  • 研究活動

2024.02.09

2024年1月25日(木)に「東京薬科大学 未来医療創造人育成プロジェクトBUTTOBE」のBoot Camp2 ピッチプレゼンが開催されました。
今回のBoot Camp2 ピッチプレゼンは、学生が自身の研究テーマを深掘りし、ビジネスにつなげることを目的にプレゼンテーションを行うものです。そのため、BUTTOBEの統括委員長である生命科学部 林良雄教授、同じく統括委員の薬学部 降幡知巳教授に加え、本学生命科学部でアントレプレナー養成プログラムを担当している前田祐二郎特命教授が発表内容を評価しました。当日は、BUTTOBE2期目で生命科学研究科博士後期課程2年の永川真也さん、加藤駿さん、松沼菜摘さんと薬学研究科博士課程3年の川添輝さん、志田颯さんの5名が新しい抗がん剤や細胞療法などを発表しました。採点者の先生方からは、「既存製品との差別化は」、「実現性は」といった鋭い質問が寄せられ、学生は研究内容に対する新たな視点を得ることができたようです。最優秀賞には、乳がんの治療に関する新技術について発表した志田颯さんが選ばれ、林教授から志田さんに副賞が授与されました。最後に、先生方から講評と激励の言葉が述べられ、ピッチプレゼンは終了ました。

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ピッチプレゼンの様子

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新技術での創薬を提案する加藤さん

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ビジネス視点でアドバイスする前田特任教授

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最優秀賞受賞者の志田さんと先生方

〇発表者(学生)の感想

「新たにビジネスの観点から自分の研究を顧みる機会になり、視野が広がりました」
「研究では新規性が求められますが、ビジネスではさらに市場規模や実現性、既存製品との差別化も重要視されるため、今回のピッチプレゼンで新しい思考法を得ることができました」
「将来、仕事ととして研究に取り組む時に必要な研究内容の社会実装について、視点を変えて深く考える良い機会になりました」

※「東京薬科大学 未来医療創造人育成プロジェクトBUTTOBE」(Beef Up Toyaku talents TO go BEyond the borders) 
既存の常識や枠組みにとらわれず、声高く理念を掲げ、能力と技術と人脈により障害となり得るあらゆる境界を越えてその志を形にしていく、「次世代の志士」の育成プロジェクトです。かつてない変革期を迎えている日本の医療社会の現状において、学術・創薬・医療の各方位からその変革を力強く導き、持続可能なあり方へと発展させていく人財が求められています。必要なコンピテンシーを育み、日本を取り巻く医療の難局を打破して革新を成し得る、文字通り『ぶっとんだ人財』を社会に輩出することを目指します。 2021年度から始まった本プロジェクトは、現在3期目を迎え、博士課程の学生18名(薬学研究科14名、生命科学研究科4名)が未来の医療を担う研究に取り組んでいます。

 

本プロジェクトに関するお問い合わせ先

東京薬科大学 未来医療創造人育成プロジェクト「BUTTOBE」事務局
  • 042-676-5349(8:45~17:00 月~金、祝日は除く)
  • bu-office-ml@toyaku.ac.jp
  • 〒192-0392 東京都八王子市堀之内1432-1